Information

産後ケアのNPO法人マドレボニータ オフィシャルブログ

2019年2月20日水曜日

11期インストラクターデビュー記念対談2☆誰かが始めるのを待っていても仕方ない!私が産後ケアの担い手に!

こんにちは、マドレタイムズ編集部の中桐昌子です。

『産後セルフケアインストラクター』養成コース11期を修了し、デビューした6名の新しいインストラクターたちによる、リレー座談会を先月号に引き続きお送りいたします!

★第一弾:長野奈美さん&今川涼子さん
★第二弾:新井和奈さん&中川奈津子さん←この記事
★第三弾:井端梓さん&小嶋千恵さん

第二弾は『ボールエクササイズ指導士』から『産後セルフケアインストラクター』にステップアップを果たした東京都在住の新井和奈さん(以下、かずなちゃん)と、関西では初!の認定インストラクターとなる大阪市在住の中川奈津子さん(以下、なっちゃん)との座談会です。

▼新井和奈インストラクター担当教室
・産後ケア 下北沢教室
・産後ケア 御茶ノ水教室
・産後のバランスボール教室(御茶ノ水/笹塚)
http://kazunaninuneno.livedoor.blog/









▼中川奈津子インストラクター担当教室
・産後ケア 大阪・十三教室(大阪市)
http://u0u0.net/Mz9K

************************

≪ご参加者と作り上げる教室現場の面白さ≫ 
聞き手:なっちゃんはデビューして初めてのレッスン開催、かずなちゃんは『ボールエクササイズ指導士』の養成コース修了以来、2度目のデビューとなりますが、レッスンを開講してみていかがですか?

なっちゃん:産後を迎えた方たちの力になれたら!と始めた仕事ですが、レッスンにご参加くださるみなさまが想像以上にパワフルで、自然とレッスンの場が醸成されていくという感じで、逆に私が力をいただいています!

かずなちゃん:月ごとのコースによって教室の雰囲気がこんなにも変わるのか!と驚いています。一つとして同じレッスンはない。インストラクターだけではなく、そこに集ってくださる方たちと一緒に場を作り上げているからこその、『産後ケア教室』が持つ面白さを味わっているところです。

≪誰かが始めるのを待っていても仕方ない!私が産後ケアの担い手に!≫
聞き手:マドレボニータとして念願の関西初のインストラクター誕生!ですが、なっちゃんとマドレとの出会いを教えていただけますか?

なっちゃん:10年前にマドレの妊婦向けの本(※)を手に取ったのが最初のきっかけです。助産師として妊婦さん向けの教室を開催したいと思い、産前のエクササイズの本を買い漁っていたのですが、その中でもマドレの本が一番印象に残っていて。それから時は経ち、2018年2月に神戸で開催された産後うつの講演会に行ったのですが、そちらに吉岡マコさんが登壇されていて。
※母になる女性のための産前のボディケア&エクササイズ 吉岡マコ著(講談社)

聞き手:なんと10年前からマドレを知ってくださっていたのですね!妊婦さんのみならず、産後ケアにも興味を持ち始めたきっかけは何かあったのですか?

なっちゃん:2年くらい前から新生児訪問を担当するようになり、産後1か月以降の女性に初めて会う機会を得たんです。赤ちゃんという新しい家族を迎えて幸せなはずだし、「子育て楽しい!」と口ではみなさんおっしゃるのですが、なぜか表情に元気がない。なぜ産後の女性からHAPPYな印象を受けないのだろう…ともやもやとした違和感を感じていました。

病院に戻れば、産後うつや育児不安を抱えている人があふれている。助産師として取り組んでいる産後ケアだけでは、産後の女性が元気に育児をするためのサポートとして不十分なのではないか?自分に何かできることはないのか?といつも考えていました。

まずは体の健康が大事!ということは実感していたのですが、何をどうすればいいのわからない。そんなときに改めてマドレボニータのメソッド、団体理念と自分の想いが合致したんです。

聞き手:そこでマドレの認定インストラクターになろう!と決意されたのですね?

なっちゃん:実は違うんです。44歳という年齢もあり、正直、自分がインストラクターになることは考えていませんでした。マドレの教室を産後の方にご紹介したりと連携しながらやっていけたらと。でも残念ながら大阪はもちろん、関西エリアには教室がない。誰かが始めてくれるのを待っていても仕方ないので、まずは自分が関西にも産後ケアを広める突破口になれば!と養成コースの門戸をたたく決心がつきました。

≪パソコン作業に苦労した半年間!≫
聞き手:そんな半年間の養成コースを振り返って大変だったことは何かありましたか?

なっちゃん:私はパソコンに振り回されました!養成コースにかけた時間の三分の一はパソコン作業に費やしたと思います…。Word機能が使えなくなって、メモ機能を駆使していたのですがレポートデータとうまく連動しなかったり、チラシサイズを間違えてゼロから作り直したり…。(苦笑)これから養成コースを検討している方にはPC環境を整えること、最低限のPCスキルを身につけておくこと!は準備して臨んでいただきたいです!

聞き手:説得力ありますね…!

かずなちゃん:私もPC作業が苦手で苦労しました。提出締切の夕方5時に間に合うように慌ててレポートを仕上げたり…。そんな時、講師陣のみなさんから「レポートの内容が『考察』ではなくて『感想』になっている」と言われて、その違いがわからなくなったこともありました。同期のレポートを見たり、先輩インストラクターのみなさんに丁寧に教えていただいて、『考察』の意味をつかめるようになりました。

聞き手:考察力!インストラクターとして現場を持つ限り、必須のスキルですよね!

≪夫が過労でうつに。互いの夢を応援し合うパートナーシップへの道≫
聞き手:2度にわたる養成コースを、かずなちゃんのパートナーはどんな風に応援くださっていましたか?

かずなちゃん:前回の養成コースのスタート時点では、夫は「家事や子育てに影響が出ないなら反対はしない」というスタンスでした。でも半年間の養成コースを経て、「家事も育児も二人で協力してやっていきたい、お互いの夢を応援し合いたい」という夫婦として、人生のパートナーとしての想いを互いに共有することができました。

聞き手:今回はいい形でスタートが切れたのですね!

かずなちゃん:そのはずだったのですが、今回の養成コースが開始したちょうど同じ時期に、夫が過労で頭痛を感じるようになり、夜も眠れなくなってしまったんです。私も養成コースの課題で必死だったこともあり、そんな夫の姿を見るのはとても辛かったです。でも昨年、妹が亡くなったこともあり、大事な人が生きていてくれているだけでいいと思えるようになりました。「あなたが生きていることが一番大事。人生は長いのだから、今は休んでもいい。どちらかが弱った時はどちらかが支えられたらそれでいい!」と心から夫に言えました。妹のことがなかったら、「生活はどうするの?」とか言っていたかもしれません。
そんな私の想いもあり、夫は秋に退職し、家事や育児はもちろん、養成コース中の私をサポートしてくれました。夫はブドウ農家になるという新しい夢を持ちながらもまだまだ葛藤しているので、引き続き、私はそんな彼を応援していきたいと思っています。

そんな風に夫を心から応援したい!と思えたのは、前回の養成コースの半年間でめんどくさがらず、諦めず、正面から夫とぶつかり合ったからこそ。大変な経験ではありましたが、そんな想いと手ごたえを産後を迎えた方たちにもお伝えできたらと思っています。

**********************

マドレとの出会い、養成コースを経てのパートナーシップの変遷…じっくりとお読みいただけましたでしょうか?11期生による座談会は次号も続きます!どうぞお楽しみに!!

▼2019年は『准認定ボールエクササイズ指導士』資格が取得できる養成コースを開講予定です。 インストラクターのお仕事に興味がある方はぜひ「養成コース体験講座」にご参加ください。
<養成コース体験講座>
日時:2019年2月20日(水)13:30-15:00
会場:ノアスタジオ 新宿スタジオ
  詳しくは公式サイト「インストラクター養成コース」ページをご覧ください。
資料請求も承っております。

マドレボニータ養成コース専用のFBページ、Instagramアカウントができました!
https://www.facebook.com/madreyousei/
https://www.instagram.com/madreyousei/

こちらもぜひフォローで応援お願いします!
【文責:中桐昌子】