2020年2月26日水曜日

【ご利用者の声】マドレ基金『産後ケアバトン制度』2019年11月 月島教室/早産児・低出生体重児の母

産後ケアバトン制度ご利用者の声をご紹介します。

※マドレボニータは、産後ケア普及のため「マドレ基金」を設置し「産後ケアバトン制度」を運営しています。
社会的に孤立しやすい境遇にある母子の参加を促すため、教室の受講料を補助しています。
2020年1月は、8組の親子が制度を利用して産後の心身のリハビリに取り組まれました。
◆2020年2月末現在までの『産後ケアバトン制度』受講件数(リピート除く)は1,195件です

受講後アンケートでお寄せいただいたご感想をご紹介します。



T・Mさま

2019年11
月月島教室



受講事由:早産児・低出生体重児の母


***
早産のため入院している赤ちゃんに毎日母乳を届けることから育児がスタートしました。出産により体力が落ちただけでなく、些細なことも不安になってしまい産前の自分との違いに戸惑っていました。

友人の紹介で参加したのですが、思い切って参加してみて本当に良かったです。
バランスボールはしっかり体を動かすのに終わった後は頭も身体もスッキリ軽くなり、レッスン中はたくさん笑うので気持ちも前向きになりました。またシェアリングではつい後回しにしがちなモヤモヤする気持ちにフォーカスし整理する良い機会となりました。

アットホームな雰囲気がとても居心地よくあっという間の一ヶ月でした。このような素敵な時間を提供していただき本当にありがうございました。

***

マドレボニータでは、産後ケア普及のため「マドレ基金」を設置し「産後ケアバトン制度」を運営しています。社会的に孤立しやすい境遇にある母子の参加を促すために、教室の受講料を補助しています。対象となるのは、ひとり親/多胎児の母/障がいのある児の母/早産・低体重児の母/21日以上入院した児の母/妊娠中45日以上入院した母/10代で出産した母/東日本大震災で避難中の母など。


みなさまのまわりにこのような事情を抱えながら産後を過ごしている方はいらっしゃいませんか?
制度の利用対象に該当しそうな方へ、ぜひ「産後ケアバトン制度」をご紹介ください!
▼詳細はこちら
マドレボニータの公式サイトの「産後ケアバトン制度」のページ
https://www.madrebonita.com/madre-carebaton
「産後ケアバトン制度」で検索していただければヒットします。

2019年12月コースまで、合同会社西友さまに産後ケアバトン制度へのご支援をいただきました。5年4ヶ月の長きに渡ってのご支援、本当にありがとうございました。
この取り組みをこれからも継続するために、ご支援くださる法人・個人の方を募集しています。
▼詳細はこちら
マドレボニータの公式サイトの「マドレボニータを応援する」のページ
https://www.madrebonita.com/get-involved

2020年2月19日水曜日

◆マドレイベントスケジュール ~ まどれ暦 ~

単発講座・イベントを一覧でお知らせします。ぜひご参加ください!
詳細は講座/イベント名のリンクをご覧ください。

【産前・産後の方向け】
【定期開催】全国の産後ケア教室を探すのはこちらから

◆【定期開催】毎月4回、隔週月・水曜日の10:30-11:30開催
聖路加助産院マタニティケアホーム産前産後エクササイズ

◆【定期開催】東京都北区の児童館・子どもセンターにて開催。妊娠中の方もご参加いただけます
『産前産後のセルフケア講座』北区在住の方向け

◆【定期開催】毎月第2・第4金曜 10:00-11:30 神奈川県・横浜市青葉区
『心とからだを整える産後のセルフケア』(アートフォーラムあざみ野)

◆2020年2月15日(土)9:30-10:30 岐阜県岐阜市
朝活!ボールエクササイズ&筋トレ(講師:山本裕子)

◆2020年2月17日(木)13:00-14:30 岐阜県岐阜市
産前産後の母親サロン@岩砂病院・岩砂マタニティ(講師:山本裕子)
主催:岩砂マタニティ

◆2020年3月28日(土)9:30-10:30 岐阜県岐阜市
朝活!ボールエクササイズ&筋トレ(講師:山本裕子)

【産後の方向け】 
◆2020年3月4日(水)10:00-11:45 東京都・板橋区
『バランスボールエクササイズ×ハンドトリートメント』(講師:宮澤千尋)
共催:ポーラ ザ ビューティー 成増南口店 ビューティーディレクター 千葉佳代子さん

◆『産後のバランスボール教室』
円山ユキコカンガルー助産院教室/豊水すすきの教室/浦和教室/鹿嶋教室/睦沢教室/御茶ノ水・神保町教室/神楽坂・飯田橋教室/三鷹教室/恵比寿教室/笹塚教室/
北千住教室/名古屋駅前教室/桑名教室 /一宮・篭屋教室/平針教室/赤池教室

【カップル向け】
◆2020年2月8日(土) 10:00-11:30 北海道・札幌市
札幌・夫婦のための産後ケア講座(講師:永野間かおり)

◆2020年2月22日(土)14:00-16:00 京都府・京都市
『夫婦で取り組む 産後ケアエクササイズ』(講師:中川奈津子)
主催:関西にもマドレボニータを!

【卒業生向け/単発講座】
◆2020年2月29日(土)8:30-9:30 東京都・東高円寺
『バランスボール』(講師:白石あすか)

◆2020年3月14日(土) 8:30-9:30 東京都・東高円寺
『バランスボール』(講師:白石あすか)

◆2020年3月21日(土) 10:15-11:45 埼玉県・所沢市
『バランスボール&ウォーキング』(講師:竹下浩美)

◆2020年3月25日(水) 10:30-12:00 東京都・高円寺
『バランスボール&ウォーキング』(講師:竹下浩美)

◆自宅で受講可能!オンライン講座はこちらから
『踊れるからだづくり 超超超基礎』
『踊れるからだづくり2 超超基礎』
『身体スキルトレーニング講座オンライン』

【その他イベント】

マドレ式対話の場づくりラボ
関西ラボ・春ラボ(ともに4/26~スタート)のお申込を受付中です
プロジェクトの詳細と最新情報はこちらから

◆2019年7月7日(日)13:30-15:30 東京都・渋谷区
『マドレボニータ活動報告会』
⇒終了しました。開催報告はこちらから

◆2019年5月18日(土)   13:00-17:00 東京都・品川区
『Madre Bonita DAY 2019
   ~NECワーキングマザーサロン10年の軌跡 ありがとうとこれから~』
⇒終了しました。開催速報はこちらから



★Madre EXPO★ 参加企画一覧はこちら
マドレボニータNPO法人化10周年記念「Madre EXPO 2008-2018」と題し、各地で会員・応援団の皆さんによる企画を広く募集しました。(募集は終了いたしました。)


マドレな人々 ~ボールエクササイズ指導士“りんちゃん”デビュー記念インタビュー☆“好き”を仕事に!(1)

こんにちは、マドレタイムズ編集部です。
マドレタイムズ2月号では、ボールエクササイズ指導士としてデビューした宮澤千尋さんのインタビューをご紹介します!

『マドレタイムズ』配信申し込みはこちら

マドレな人々 ~ボールエクササイズ指導士“りんちゃん”デビュー記念インタビュー☆“好き”を仕事に!(1)


『ボールエクササイズ指導士』養成コース3期生として昨年春より鍛錬を重ねてきた“りんちゃん”、こと宮澤千尋さん。ついに12月にインストラクターデビューを果たし、『産後のバランスボール教室』東京都練馬区大泉学園と埼玉県和光市にて開講いたしました!


レッスンのご参加者のみなさまに、三児の母であることをいつも驚かれる、というのも納得の、キュートで凛とした佇まいのりんちゃん。
その意外な職歴や産後のパートナーシップ、そして養成コースでのエピソードも含めてのインタビューを2回にわたってお届けいたします。
“好き”を仕事へと結びつけてきたりんちゃんの熱い想い、必読です!

宮澤千尋インストラクター『産後のバランスボール教室』のご案内
・大泉学園教室(練馬区) 
毎月第1・3火曜日 10:30-11:30開催

・和光市教室(埼玉県) 
毎月第2・4木曜日 10:00-11:00開催


前職はハイブランドメーカーのショップ店員!?


聞き手:12月に『ボールエクササイズ指導士』としてデビューして早くも2か月ですね!日々のレッスンはいかがですか?

りんちゃん:とにかくすごく楽しいです! ご参加くださった方が、一緒に参加された仲間たちと体を動かせることを心から喜んで下さったり、ご参加者同士でコミュニケーションをとる様子を見れるのがとってもうれしいです。

聞き手:ところでりんちゃんは、『ボールエクササイズ指導士』になる前はどんなお仕事をされていたのですか?

りんちゃん:女性向けハイブランドのアパレルメーカーで働いていました。

聞き手:りんちゃんの、可憐でかわいらしいイメージからは意外な経歴ですね! なぜその職業を選ばれたのですか?

りんちゃん:学生時代から「読書」と「音楽」と「ファッション」に興味があったので、好きなことを仕事にしたい!と就職活動をしていました。最初は校閲の仕事を希望していたのですが、準備不足から思いは叶わず…。働きながらも“自分のための時間”をしっかりと確保でき、プライベートも充実させられる職場を…と探していたところで、そのアパレル企業と出会いました。新卒で就職してから29歳で出産するまでの7年間、銀座や新宿などの店頭に毎日立って接客していました。

聞き手:7年間、毎日店頭で立ち仕事! 大変だったのでは?

りんちゃん:それが平気だったんです。

聞き手:それまで体を鍛えていたとか?

りんちゃん:全然鍛えてないです…。音楽が好きだったこともあり、クラシックギター部には所属していましたが、学生時代は運動部に入ったことはなくて…。ただ大学の時に飲食店のホール担当のアルバイトをしていたので、それで鍛えられたのかもしれません(笑)。

結婚、出産、専業主婦の日々…から怒涛の第二子産後


聞き手:そこから結婚、出産を経験されるのですよね。

りんちゃん:はい。社会人になってからも続けていた音楽活動の仲間と結婚することになり、28歳で結婚、第一子を妊娠しました。仕事は楽しかったので、産後は職場復帰するつもりだったのですが、当時住んでいた練馬区は待機児童数ワースト3に入るエリアで。半年待っても保育園に入れず…結果、退職せざるを得なくなりました。

聞き手:自分の想いに反しての退職…。辛かったのではないですか?

りんちゃん:保育園事情については以前から耳にしていたのですが、本当に保育園に入れないんだ…と衝撃でした。ただ自分の母親も専業主婦でしたし、そのタイミングで第二子を授かったこともあり、自分の中では前向きにシフトチェンジしたつもりでした。

聞き手:では納得して専業主婦としての日々を過ごされていたのですね?

りんちゃん:はい。ただ、第二子の産後が本当に辛くて…。2歳になったばかりの長男の赤ちゃん返りで、精神的にかなり不安定な日々でした。たまには外食でもしようと、子ども2人を連れてレストランに行ったのですが、長男があまりに泣き叫ぶもので、注文したものを一口も食べず、帰ったこともありました。そんな時、まわりからの「子どもがかわいそう…」という言葉が一番つらかったですね…。子どもに手をあげてしまったこともあり、ものすごく落ち込み反省した記憶もあります。

聞き手:マドレボニータの産後ケア教室には参加されなかったのですか?

りんちゃん:当時から教室のことは知っていましたが、そんな長男の預け先もなく、諦めていました。子どもとの時間を作らないと!という気持ちはありましたが、自分のための時間を確保しようとは思えなかったんです。

聞き手:赤ちゃん返りした2歳児と生まれたばかりの赤ちゃん2人を抱え、本当に大変な日々だったのですね…。

りんちゃん:まさにいっぱいいっぱいの毎日で、産後9か月の時に、これは産後うつに片足を突っ込んでいるなと思いました。その時やっと「私はしんどい。子どもと離れたい」という気持ちを夫に伝えることができました。前々から夫は「たまには一人で出かけたりして息抜きしてくれば?」と言ってくれていたのですが、まずは長男の気持ちを自分が受け止めなければ!という想いが最優先で。

今、振り返ってみると、なにより自分の時間が必要だったんだと思います。自分の気持ちに気づき、夫にも伝えられたことで、徐々に気持ちが落ち着てきました。

“第三子、産む?産まない?問題”で育まれたパートナーシップ


聞き手:現在、三児の母であるりんちゃん。そこからのパートナーシップは順調だったのでしょうか?

りんちゃん:私は第二子の産後の辛さもありましたし、妊娠中のつわりがひどいこともあり、子どもは2人にしたいと思っていました。しかしながら夫が第三子を強く希望していて。育児や家事の負担が増える一方ですし、大好きなお酒も自分だけが我慢しないといけなくなる。そんな思いも含めて夫と何度も話し合いをしました。それまで家事や育児の分担は私と夫で9.7:0.3くらいだったのですが、第三子の妊娠中から産後にかけて、夫はフレックス制度を使い朝5時に家を出て、夜6時には帰宅する、という毎日に。夫も家の中のことをまわせるようになり、我が家にとって革命的なターニングポイントとなりました。

聞き手:第三子問題があったからこそ、改めてパートナーとよりよい家庭と関係性を築き直すチャンスになったのですね!

りんちゃん:本当にそう思います。夫に気持ちを伝えられるようになったことで、自分も無理をしなくなりました。

そんな夫の支えもあり、第三子の産後2か月目に念願の産後ケア教室、タケシ先生(竹下浩美インストラクター)の大泉学園教室に通うことができました。教室に参加したことで、「自分も社会復帰したい! 好きなことを仕事にしたい!」という想いが大きくなっていったんです。

次号に続く…


毎月第三水曜日に発行!

【文責:中桐昌子】

宮澤千尋さんのWEBサイトはこちら


2020年2月6日木曜日

【ご利用者の声】マドレ基金『産後ケアバトン制度』2019年10月 押上教室/障がいのある児の母

産後ケアバトン制度ご利用者の声をご紹介します。

※マドレボニータは、産後ケア普及のため「マドレ基金」を設置し「産後ケアバトン制度」を運営しています。
社会的に孤立しやすい境遇にある母子の参加を促すため、教室の受講料を補助しています。
2020年1月は、8組の親子が制度を利用して産後の心身のリハビリに取り組まれました。
◆2020年1月末現在までの『産後ケアバトン制度』受講件数(リピート除く)は1,183件です

受講後アンケートでお寄せいただいたご感想をご紹介します。



Y・Sさま

2019年10
月押上教室



受講事由:
障がいのある児の母

***
今回、第一子に口蓋裂の障害があり、産後ケアバトン制度でレッスンを受講させていただきました。
産後は子供中心の生活でしたが、マドレのレッスン中は自分を主語にして行動し、考え、話す時間が持てたので、とても新鮮でした。初回の自己紹介で、産後何ヶ月です、というのも衝撃的でした。
バランスボールのレッスンでは、久しぶりの汗や筋肉痛や心地よく感じました。また、回を追うことにボールの扱いにも慣れ、複雑な動きにもついていけた時には、達成感を味わうことができました。段階的に負荷を上げるよう工夫してくださっているおかげだと思います。
シェアリングでは、仕事のこと、5年後の私のこと等、これまでお休みしていた脳をフル回転しながら思いを言葉にすることができました。この時間はとても貴重で、漠然としていた将来に明るい希望が持てたような気がします。
スタジオの全面鏡で自分の姿勢や表情とひたすら向き合う中で、育児中も美しい母でいたいという願望を持つようになりました。そして、レッスンのお陰で、普段の姿勢も意識するようになりました。
子供の障害のことで、心の奥底にずっと罪悪感を抱えながら過ごしていましたが、目の前でマットの上を転がっている我が子を見てふと、くよくよ悩むより、その瞬間瞬間の我が子を全力で愛すことに心を使った方がハッピーだなと気づくことができました。
産後の不安定な時期に、心と身体への栄養補給ができたことは、何物にも代えがたいです。
産後ケアバトン制度には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。

***

マドレボニータでは、産後ケア普及のため「マドレ基金」を設置し「産後ケアバトン制度」を運営しています。社会的に孤立しやすい境遇にある母子の参加を促すために、教室の受講料を補助しています。対象となるのは、ひとり親/多胎児の母/障がいのある児の母/早産・低体重児の母/21日以上入院した児の母/妊娠中45日以上入院した母/10代で出産した母/東日本大震災で避難中の母など。


みなさまのまわりにこのような事情を抱えながら産後を過ごしている方はいらっしゃいませんか?
制度の利用対象に該当しそうな方へ、ぜひ「産後ケアバトン制度」をご紹介ください!
▼詳細はこちら
マドレボニータの公式サイトの「産後ケアバトン制度」のページ
https://www.madrebonita.com/madre-carebaton
「産後ケアバトン制度」で検索していただければヒットします。

2019年12月コースまで、合同会社西友さまに産後ケアバトン制度へのご支援をいただきました。5年4ヶ月の長きに渡ってのご支援、本当にありがとうございました。
この取り組みをこれからも継続するために、ご支援くださる法人・個人の方を募集しています。
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2020年1月22日水曜日

「インストラクターの現場から」〜友への思いを胸に、産後ケアの道へ〜(若菜ひろみさん)

こんにちは。マドレ☆タイムズ編集部です。
マドレタイムズ1月号ではリレーエッセイ「産後ケアの現場から」をお届けします。
マドレタイムズ配信申し込みはこちらから!

・・・・
こんにちは!千葉市在住のインストラクター若菜ひろみです。

今号では、インストラクターになったきっかけと、これまでの活動について書きたいと思います。

私は、2008年11月にデビューし、インストラクター歴11年になります。
社会人デビューは、大手音楽教室の講師。鍵盤に向き合うだけでなく、歌ったり踊ったりするグループレッスンの講師もしていました。
今でも週末は実家の音楽教室でリトミックとピアノ・エレクトーンの講師をしています。

音楽教室の講師として働き9年経った頃、とてもひどい肩こりから吐き気もするようになり「これはまずい!運動しよう!」と思い、当時流行りだしていたピラティスをはじめたのですが、自分の身体のことを知らなすぎたことと、自分で不調を改善する方法を知らなかったことに衝撃を受け「もっと身体のことを知りたい!」と思い、ピラティスのインストラクターになりました。

ちょうどその頃結婚し、今度は妊娠中から出産後の身体の勉強をはじめ、マドレボニータと出会いました。

そして、産後セルフケアインストラクターを目指すことになるのですが…

きっかけは、当時マコ先生が出ていた雑誌の記事に「日本の母子保健制度に産後女性の心身のケアがない」と書かれていて、「その実態が知りたい!」「その現場がないなら作りたい!」と思ったからです。

なぜそこまで思ったか、
それは産後に自殺をしてしまった友人がいたからです。

デビューして6年半は、中々子どもを授からず不妊治療も経験。
インストラクターの仕事と音楽教室の仕事を週3日ずつ、というペースで働いていました。

この時期は、とにかく産後ケア教室とマタニティケア教室を開催すること、千葉県の多くの地域の方に「すべての出産した女性に産後ケアが必要」と伝えることに集中していて、地域活性化のプログラムに参加してつながりを築いたり、イベント出展など、積極的に参加しました。

地域でのつながりを築き、産後ケアの必要性を周知させるのは時間がかかりますが、その頃出会ったみなさんとは今でも共に活動していますので、今振り返ると、この時期は「種まきの時期」だったなーと思います。

そして6年半活動した後妊娠し、2015年7月に出産しました。
妊娠中は、出産ギリギリまでバランスボールで弾んでいたので(臨月の教室はお休みしましたが)、とっても元気な妊婦でした。

ですが、出産と産後については、それまで勉強してイメージはしてきたものの想像を遥かに超えるツラさでした。

私が一番ツラかったのは睡眠不足で、常に頭がぼーっとして軽い頭痛が続いていました。
卒乳するまで中々まとまった睡眠を取れず、一番しんどかったときは「この状態で更なる困難が降り注いだら…」と産後自殺した友人のしんどさを思い涙した日もあります。
THE 産後ですね。

仕事復帰は、産後6か月のとき。
はじめの3か月は一時保育を利用し、時間の短い講座から徐々に復帰しました。
現在は、産後ケア教室・マタニティケア教室、自治体や産院主催の教室も担当。
平日はマドレボニータの仕事、金・土曜日は音楽教室の仕事をしています。

出産後はとにかく早く現場に戻りたかったし、多くの産後女性に産後ケアを届けたい!という一心で、気づいたら4年半経っていました。

右が私。左は中桐昌子インストラクター

先ほど書いた、亡くなった友人への気持ちは、仕事復帰してからもずっと心にあり
「友人の産後に産後ケア教室があったらどうだったかな」
「産後の実態を知っていたらどうだったかな」
と今でも考えます。

現在は、妊産婦の自殺をゼロにしようという取り組みを少しずつはじめていて、昨年はマドレボニータ合宿の分科会で「妊産婦の自殺予防」を担当し、妊産婦の自殺に関する調査・各自治体での取り組みを発表しました。

合宿で行った内容は、次回発行のマドレジャーナル(注)に掲載予定ですので、正会員のみなさま、ぜひ楽しみにお待ちください☆

今後は、この活動の調査や勉強をしていくため、また千葉県内の自治体主催クラスを増やすためのはたらきかけに集中するため、産後ケア教室とマタニティケア教室(千葉・睦沢教室)は今年の3月で一旦休講し、自治体と産院主催の講座のみ担当します。

次回の3月コースが最終となりますので、千葉県内にお知り合いの妊産婦さんがいらっしゃいましたら、お声がけいただけると嬉しいです。
また、このタイミングで来年度から息子が幼稚園に行くことになり、春からは新しい生活が待っています。
今までは朝から夕方まで保育園で過ごし、昼食&お昼寝も保育園にお任せだったので、生活の変化は大きい(お迎えが早いしお弁当の日もあります)ですが、家族それぞれが選んだ選択をお互いに応援し合い、楽しみたいと思います。

妊娠前に種をまいた活動も徐々に芽が出てきていますので、次回は「地域活動」をテーマにお届けしたいと思います。

(注)マドレジャーナルはマドレボニータ正会員の方にお届けしている機関誌です。
・一部バックナンバーはマドレボニータ・オンラインストアでお求めいただけます。

【若菜ひろみプロフィール】
千葉県長生郡出身。'98年ヤマハ音楽院指導者養成科卒業後、ヤマハ音楽教室システム講師を経て'02年音楽教室を開校。ピアノ演奏中の肩こりを改善するためにピラティスを始める。'07年ネバダ州立大学公認ピ ラティス指導者資格を取得。結婚を機に産前産後の身体について勉強を始め、マドレボニータと出会う。'08年認定インストラクターとなり、現在は千葉市と長生郡睦沢町で教室を開催。自治体主催講座、産院 協働クラスも担当している。'18年よりNPO法人はなえみ理事。'19年妊産婦の自殺ゼロを目指す活動を始める。ちばパパママ安心ネット設立。

「インストラクターの現場から」〜相棒は『赤鉛筆』から『赤玉』へ(中)〜(長野奈美さん)

こんにちは。マドレ☆タイムズ編集部です。
マドレタイムズ1月号ではリレーエッセイ「産後ケアの現場から」をお届けします。
マドレタイムズ配信申し込みはこちらから!

・・・・
こんにちは、名古屋の産後セルフケアインストラクター長野奈美です。
前回11月号では、前職の校閲ガール時代のこと、産後の満たされない思い、転職へ向けての「密やかな企み」について書きました。
相棒は『赤鉛筆』から『赤玉』へ(上)


今回は第三子の産後、育休中に養成コースにチャレンジした話を書きます。

2016年8月に三女を無事出産して、産後1か月半で早々と産後ケア教室に通いました。
産後ケア教室を楽しむというよりも、ひろりん(山本裕子インストラクター)の一挙手一投足に注目していました。

「インストラクターは何を言って、どんなふうにレッスンを進め、どんな佇まいでいるか」

そんな目でひろりんを見つめていると(さぞ熱視線だったでしょう・笑)、全身から溢れてくる楽しさが一番印象的でした。エクササイズでは本気で笑っているし、シェアリングでは心から共感してくれているし。全身全霊のレッスンに「わあ、やっぱこれだわ」との思いを強くしたのです。

そして運命の3週目。
いつもより早くスタジオに行き「お話があります…私をひろりんの一番弟子にしてください!」と告白しました。なんだかよくわからないけど、二人で大泣きした記憶があります(笑)

口に出したら夢に一歩近づいたような感覚がありました。
最終週のシェアリングで「5年後の私」をテーマに「マドレのインストラクターになる」と宣言したし、翌月にリピートした教室のエクササイズでも、ひろりんから「ここまで意識してみよう」と一段高い目標を授けてもらいました。
ブログやFacebookでの発信もスタートさせました。

が、12月にエントリー課題が発表されて、トレーニングを始めたら…
近づいたはずの夢が遠のきました。


「体が動かない」だけではなく、にじみ出してくるものが圧倒的に違う…遠のくというよりも、いつまでも理想には届かない感覚。これは正直インストラクターになった今も持ち続けている感覚です。「私はマドレのインストラクターにふさわしいのか」と。畏れにも似ています。

養成コースのエントリーは、動画の再提出の機会をいただき、これからの伸びしろに期待してもらいなんとか通過。実技試験もギリギリの点数で合格。
養成コース期間中はとにかく死に物狂いでした。寝食を忘れて…とはまさにこのこと。後にも先にも、こんなに真剣に過ごした6か月はなかったと思います。

そんな思いをして「ボールエクササイズ指導士」という称号を手にしました。
2017年11月、生まれたばかりだった三女は1歳2か月になっていました。

と、同時に育休を終え職場復帰。
半年という短い期間でしたが校閲ガールとボール指導士との二足のわらじ生活も経験しました。

月に2回のレッスンでは当然スキルを維持できないので、夜中に体を動かすんです。
パジャマの下にウェアを着ていて、子どもたちを寝かしつけた後、1時間ほどのトレーニング。ブログや発信作業は、通勤時間と昼休みを利用…
今思えばこの時期も死に物狂いでした(笑) 白髪がどっと増えていましたもの。

「なぜ産後すぐにそんな思いをしてまで」と疑問に思う方もいるでしょう。
確かに苦しい養成コース期間とWワーク時代でした。
でも、夢中になるって楽しいんですよ。アラフォーになって、三児の母になっても「こんな社会にしていきたい」とか「こんな人生を歩んでいきたい」とか思って、コツコツ努力する。苦しいけれども、ワクワクして楽しい人生。そこに足を踏み入れてしまいました。

そして、あの1年間の努力は、私の「基礎体力」になっています。

ちょっとやそっとのことで凹まなくなったし
怠け者で逃げたがる自分もたまーに大事にしてあげられるようになったし
どんな場面でもサッと笑顔でいられるようになったし(笑顔は筋力)
夫の人生も仕事も余暇も尊重してあげたいと思えるようになったし
子どもたちの人生も「自分の力で切り拓いてくれ!」と手放せるようになったし。

体が健康になり、腰痛ともおさらばでき、風邪もひかず、フルマラソンを4時間40分ほどで走れるようになったことも、人生においては大きなメリットだと感じます。

右端が私です。東海エリアの(左)今川涼子インストラクター(中)山本裕子インストラクターと一緒に。

決めた道をコツコツと。
今なお途上の「マドレのインストラクター」への道を、楽しくコツコツと歩んでいます。


★『赤鉛筆』と『赤玉』
前職校閲記者の相棒は『赤鉛筆』。辞書と、記事を書く上でのお約束をまとめた「ハンドブック」を片手に、赤鉛筆で誤字脱字や事実関係の誤りを正すのが仕事でした。
そこから今の相棒はみなさんご存知の『赤玉』(赤いバランスボール)です。私の運命の色はきっと「赤」なのだと思っています。

・・・
【長野奈美プロフィール】
1981年1月、名古屋生まれ。小学校から大学までオール名古屋市立で育つ。卒業後、地元新聞社で15年間赤ペンを持ち続け、正しい日本語と名古屋弁が紙面を飾るように尽力した。
2010年に長女を出産後、ニュースの一線で働くことに悩み36歳で一念発起、インストラクターの道へ。女性が妊娠・出産してもやりたいことを貫ける社会を目指して、啓発活動にも力を入れる。家族は夫と長女、次女(13年生まれ)、三女(16年生まれ)。
趣味はランニング(フルマラソン4時間39分)、マドレゆるラン部でも活動中。

ブログ「母をたのしく!」でも日々の奮闘ぶりを報告しております

2020年1月21日火曜日

【ご利用者の声】マドレ基金『産後ケアバトン制度』2019年9月 池袋教室/妊娠22週以降に連続45日以上入院した母

産後ケアバトン制度ご利用者の声をご紹介します。

※マドレボニータは、産後ケア普及のため「マドレ基金」を設置し「産後ケアバトン制度」を運営しています。
社会的に孤立しやすい境遇にある母子の参加を促すため、教室の受講料を補助しています。
2019年12月は、22組の親子が制度を利用して産後の心身のリハビリに取り組まれました。
◆2019年12月末現在までの『産後ケアバトン制度』受講件数(リピート除く)は1,175件です

受講後アンケートでお寄せいただいたご感想をご紹介します。



Y・Mさま

2019年9
月池袋教室



受講事由:
妊娠22週以降に連続45日以上入院した母

***
産後の最高のご褒美となりました。
長期安静により体力はマイナス状態、外界との交流もゼロ、精神的にもひどくつらい状況でした。
私は申し込み時までこの制度について知りませんでしたが、もし知っていれば安静中の希望・励みになったと思います。マドレに参加できたことは、安静・入院・出産を乗り越えたからこその一番のご褒美でした。
ありがとうございました。
***

マドレボニータでは、産後ケア普及のため「マドレ基金」を設置し「産後ケアバトン制度」を運営しています。社会的に孤立しやすい境遇にある母子の参加を促すために、教室の受講料を補助しています。対象となるのは、ひとり親/多胎児の母/障がいのある児の母/早産・低体重児の母/21日以上入院した児の母/妊娠中45日以上入院した母/10代で出産した母/東日本大震災で避難中の母など。


みなさまのまわりにこのような事情を抱えながら産後を過ごしている方はいらっしゃいませんか?
制度の利用対象に該当しそうな方へ、ぜひ「産後ケアバトン制度」をご紹介ください!
▼詳細はこちら
マドレボニータの公式サイトの「産後ケアバトン制度」のページ
https://www.madrebonita.com/madre-carebaton
「産後ケアバトン制度」で検索していただければヒットします。

2019年12月コースまで、合同会社西友さまに産後ケアバトン制度へのご支援をいただきました。5年4ヶ月の長きに渡ってのご支援、本当にありがとうございました。
この取り組みをこれからも継続するために、ご支援くださる法人・個人の方を募集しています。
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