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産後ケアのNPO法人マドレボニータ オフィシャルブログ

2019年10月25日金曜日

マドレの活動に参画して以来、妻がいきいきとしています【マドレ応援団・ご支援者の声】


マンスリーサポーター『マドレ応援団』は、クレジットカードで毎月定額寄付することによりマドレボニータの活動を支援できるしくみです。

新たにご支援くださる方の声をご紹介します。

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マドレの活動に参画して以来、妻がいきいきとしています。マドレの活動が今以上に必要としている方に届くよう、微力ながら応援させていただきます。
(東京都 柳沼 崇文さん)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ありがとうございます!
実は、今回ご紹介する栁沼さんのパートナーは、産後ケア教室やNECワーキングマザーサロンプロジェクトを経て、現在マドレボニータ事務局スタッフとして活躍中の栁沼尚子さん。
こちらの夫婦対談も必見!【その1】【その2】

マドレボニータに関わり、自分の力をより発揮して周囲に良い影響を広げていく、そんなパートナーの変化を一番近くで実感してくださったことがメッセージからも伝わってきます。

栁沼さん、これからもマドレボニータの活動への応援、どうぞよろしくお願いします。

 マンスリーサポーター『マドレ応援団』のご案内 

産後ケアを、すべての家族に届けるために。
産後ケアを広げたい!産後ケアで人生が変わった!という仲間とつながる機会に。
マンスリーサポーター『マドレ応援団』に参加しませんか?

毎月1回のメールレター
会員・応援団限定のFacebookグループ
会報・年次報告書(各 年1回送付)
などで活動の様子をお伝えします。

活動報告会や総会など、皆様とリアルに交流する機会もございます。
(オンライン会議ツールでの参加も可能です)


皆さまからのご支援は、
全国での「産後ケア教室」の普及
インストラクターの養成
企業への復職支援プログラム導入推進など、
産後ケアを広めるための活動に
大切に使わせていただきます。







2019年10月18日金曜日

【ご利用者の声】マドレ基金『産後ケアバトン制度』2019年5月 御茶ノ水教室/多胎児の母

産後ケアバトン制度ご利用者の声をご紹介します。

※マドレボニータは、産後ケア普及のため「マドレ基金」を設置し「産後ケアバトン制度」を運営しています。
社会的に孤立しやすい境遇にある母子の参加を促すため、教室の受講料を補助しています。
2019年9月は、9組の親子が制度を利用して産後の心身のリハビリに取り組まれました。
◆2019年9月末現在までの『産後ケアバトン制度』受講件数(リピート除く)は1,126件です

受講後アンケートでお寄せいただいたご感想をご紹介します。



A.Hさま

2019年5月御茶ノ水教室




受講事由:
多胎児の母
***
子供が居ることで制限を感じる時もありましたが、多胎児であっても周りに助けて頂いたりすることで、制限を超え色んな経験が出来ることを体感、実感しました。 2人の乳児と一緒に身体を動かしたい!という諦めかけていた欲求が満たされ、産後中々目を向けることのなかった自分自身と向き合い、とても充実した貴重な時間を過ごすことができました。 この様な支援をして頂き、機会に巡り会えたことに感謝いたします。 ありがとうございました。
***

マドレボニータでは、産後ケア普及のため「マドレ基金」を設置し「産後ケアバトン制度」を運営しています。社会的に孤立しやすい境遇にある母子の参加を促すために、教室の受講料を補助しています。対象となるのは、ひとり親/多胎児の母/障がいのある児の母/早産・低体重児の母/21日以上入院した児の母/妊娠中45日以上入院した母/10代で出産した母/東日本大震災で避難中の母など。


みなさまのまわりにこのような事情を抱えながら産後を過ごしている方はいらっしゃいませんか?

産後ケアバトン制度は2014年9月コースより、合同会社西友さまの助成にて、平均月18組の母子をサポートできるようになりました。まだまだお受け入れが可能です。制度の利用対象に該当しそうな方へ、ぜひ「産後ケアバトン制度」をご紹介ください!

詳細はこちら
(1)マドレボニータの公式サイトの「産後ケアバトン制度」のページ
「産後ケアバトン制度」で検索していただければヒットします。

(2)産後ケアバトン制度 ご案内チラシ

このチラシの配布・設置にご協力いただける病院や自治体の窓口、子育てサロンなどがいらっしゃいましたら、マドレボニータ事務局(info@madrebonita.com)までお知らせください。

2019年10月16日水曜日

「自分はどうしたいのか」を考え始めた育休期間~鈴木かおるさんインタビュー(前編)~【vol.77】

メールマガジン『マドレ☆タイムズ』購読登録受付中!(無料)
マドレボニータでは「マドレボニータのことがもっとわかる!」月刊メールマガジンを配信しています。
マドレボニータの教室・講座にお申込みの方とNECワーキングマザーサロンまたはサミットにご参加いただいた方にお送りする他、購読をお申込みいただくことでもお読みいただけます。
配信から1ヶ月を経過したバックナンバーは公式ブログに順次掲載いたします。

まだブログに掲載されていない最新号は、購読をお申込みいただいた方のみご覧いただけます(購読申込完了メールにて最新号特別公開ページのURLをお知らせします)。

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☆∞★∞☆∞★∞☆∞★∞☆∞★∞☆∞★
マドレタイムズ≪ vol.77≫
  2019年10月16日発行
☆∞★∞☆∞★∞☆∞★∞☆∞★∞☆∞★
≪Contents≫
【1】マドレな人々 ~鈴木かおるさん~
【2】養成コースより~2019インストラクター養成コース進捗レポート~
【3】復職支援プログラム「産前講座」に”オンライン版”リリース!
【4】東京マラソン2020チャリティ~クラウドファンディング応援ありがとうございました!~
【5】イベントスケジュール~『まどれ暦』~
  http://bit.ly/madre_event
【6】マドレボニータよりお知らせ
【編集後記】私の好きな芋
ボニータさんへの相談受付けています。 相談&アンケートフォームはこちら!365日24時間受付中よ。

※編集部註:
・ボニータさんとは、マドレボニータのロゴマークにも登場しているアフロヘアーにブーツの女性です☆
ボニータの部屋バックナンバーはこちら
★━━━━━━━━━━━━━━━━━★
【1】マドレな人々 ~鈴木かおるさん~
★━━━━━━━━━━━━━━━━━★
こんにちは。マドレタイムズ編集部の北澤ちさとです。
マドレボニータは10月から新年度を迎えました!マドレタイムズもますます皆さんに楽しんでいただけるよう、編集部一同工夫してまいりますのでどうぞよろしくお願いいたします!
今月号の『マドレな人々』は、マドレボニータ正会員の「つじっこ」こと鈴木かおるさん。産後ケア花小金井教室の卒業生コミュニティ「ハナコマドレ発起人でもあります。今回は第一子育休中から職場復帰にかけてのエピソードをお聞きしました。
***
ーー自己紹介をお願いします。
鈴木かおるです。東京都小平市在住、ITサービス業で渋谷勤務の会社員です。2019年5月に2度目の産育休から復職しました。今は産育休に入る前とは異なる部署で仕事しています。
ーー初めての産後はどんな風に過ごしていましたか?
自分の当たり前は、そうではないと気づかされたのが第一子出産前後でした。
出産は里帰りするもの、と、誰に指示されたわけでなく当たり前にそう思っていて里帰りを決め、千葉県の実家近くの病院で出産。今思うと恐ろしいのですが、「産褥期」という言葉を知りませんでした。なので、産後ケアのことも知りません。事前に会社の同僚が産前にヨガがよかったよーとDVDを貸してくれて、それをみてセルフケアや、病院で呼吸法をまなぶ、というくらいで臨んだ出産。幸い母子ともに命の危険はありませんでしたが、促進剤を使ったため急激な陣痛に記憶があやふや。
産後の養生は横たわることだと知らなかったので、産後初日から結構動いていて(=それができるのが回復力があるからだと勘違いしていて。ただの産後ハイだった…)お七夜準備とか、お宮参りやお祝いのお返し手配とか、ふつうにしていました。
今、あの頃の私に伝えたい。
寝とけ!!と(笑)。
実際あとからぎっくり腰をやったり、月イチで熱を出すようになったり…。あの頃ちゃんと養生していれば違ったかもしれないと思うことがしばしば起きました…。
(それを教訓に2度目の出産に臨んだことは後半で…笑)
そして、メンタル不安定の思い出といえば、命名期限が迫る頃、名前の候補を土壇場で変え、それが両親義両親のあいだで票が割れてしまい、そのうえ、人が背負っていくこんなに大きなことを私なんかが決められない!と大泣きしたことを覚えています。
ーーそんな中、マドレボニータの産後ケア教室に参加してみていかがでしたか?
友人が、絶対合うからとオススメしてくれたマドレ。確か産後3~4ヶ月頃。正直、だいぶ身体は回復してきたと感じていたし、子どもは元気だし、地域の支援センターめぐりをしたり、夫の協力もあり単身でお芝居を観にいったり、友達が遊びにきてくれたりと、社会とのつながりもあって、このまま過ごしていけば不自由はないのではと思ってたのですが…時折忍び寄る「身体しんどい」「だるい」「頭の中がもやもやする」これってこのまま過ごしていけば直るのかな?どうなんだろうと思っていたところ。
産後ケアってどんなものかな、とか、運動はしてないし心身の回復って気になるなー、友達も推してくれてるし1回目の体験からできるって書いてあるし、と、おそるおそる申し込んで参加して。
しょーげきでした。
・産後ケア教室での驚き
・育休中はどう過ごした?
・復職!と同時にもう一つの挑戦!
・復職してからのモヤモヤ、ザワザワ…
きっとたくさんの共感や刺激があると思います。ぜひお読みください!
第二子の産後から現在、これからをお聞きする後編は12月号で掲載します。お楽しみに!
★鈴木かおるさんが発起人のハナコマドレFacebookページはこちら
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【2】養成コースより~2019インストラクター養成コース進捗レポート~
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2019インストラクター養成コース進捗レポート
2019インストラクター養成コースは研修期間も折り返しを迎えました。今月は二子玉川教室にてアシスタント研修の真っ最中。人前に立つ緊張も、リードでみんなの動きがピシッとそろう快感も味わいながら、一つ一つの経験を血肉にして研鑽を積んでいます。
12月には埼玉県和光市にて「産後のバランスボール教室」が開講予定です。
11月までは体験会を実施いたします。お近くにお住いのお知り合いがいらしたら、ぜひぜひ話題にしてください^^引き続き応援よろしくお願いいたします。
産後のバランスボール教室 <和光市教室><志木教室>
http://rinfamilylife.hatenablog.com/entry/2019/08/29/082900
2020インストラクター養成コース最新情報
2020インストラクター養成コースのスケジュール概要や諸費用について専用WEBサイトに掲載しました。詳しい情報をお知りになりたい方は、こちらの専用フォームより資料請求をしてください。
なお、マドレボニータの産後ケアプログラムの全貌を紐解く『産後プログラム指導法集中講座1day』は、《残席1》となりました!
現場で一緒に体を動かし学べる機会をどうぞお見逃しなく!
日時:2019年11月2日(土)10:30-16:30
会場:国立オリンピック記念青少年総合センター
講師:吉岡マコ
内容:産後ケア教室4回コースのプログラムの概要と構成、場のデザイン
コミュニケーションワークの目的と意図、ボールエクササイズ ほか
★詳細・申込はこちら★
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【3】復職支援プログラム「産前講座」に“オンライン版”リリース!
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「育休の意味と結果」が変わる!
このたび、マドレボニータでは、企業の女性活躍を推進する「復職支援プログラム」のメニューの一つ「復職を見据えた育休活用講座(産前講座)」にパソコンやスマートフォンなどで視聴できる「オンライン版」を加え、リリースしました。また、導入検討企業担当者を対象とした無料モニターも募集中(~10/23(水))です。
このメルマガをご覧になっている方で、もしこうした施策をお勤め先で導入検討されるお立場にある方(人事・ダイバーシティ推進など)がいらしたら、ぜひ導入をご検討いただければと思います。
また、ご自身がそのようなお立場でいらっしゃらなくても、この人に知らせたら参考にしてくれるかも!という方をご存知でしたら、下記のプレスリリースのURLをお知らせいただけたら嬉しいです
▼ご質問・お問い合わせはマドレボニータ事務局まで
info@madrebonita.com (メール)
https://www.madrebonita.com/contact-4 (問合せフォーム)
【文責:教室事業部 太田智子】
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【4】東京マラソン2020チャリティ~クラウドファンディング応援ありがとうございました!~
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7/22~9/13まで、東京マラソン2020のチャリティランナー最後のエントリー方法としてクラウドファンディングが行われました。
そこで以下の3名が、寄付金額順上位300名に入り、チャリティランナーとしての出走が決まりました!
みなさまの応援・ご寄付、誠にありがとうございました。
・代表:吉岡マコ
・インストラクター:長野奈美
・正会員:生貝紘子さん
そして今回マドレボニータを寄付先に選んでクラウドファンディングに挑戦して下さったみなさま、本当にありがとうございました!
今後も引き続き、マドレボニータの活動を一緒に盛り上げていただけると嬉しいです
なお、東京マラソン2020チャリティを通してのご寄付は、引き続き2020年3月31日(火)17:00まで受付中です!
https://www.runwithheart.jp/npo/27
マドレボニータは、東京マラソン2020チャリティ事業の寄付先団体です。
▼東京マラソン2020チャリティ公式ウェブサイト
https://www.marathon.tokyo/charity/
マドレボニータ特設サイト
https://www.madrebonita.com/marathon
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【5】イベントスケジュール~『まどれ暦』
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『まどれ暦』でマドレ関連の講座・イベントを一覧でお知らせしています。ぜひチェックしてご参加ください!
★公式ブログ『まどれ暦』はこちら★
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【6】マドレボニータよりお知らせ
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マドレ基金:産後ケアバトン制度』ご利用・ご支援のご案内
以下にあてはまる方は『産後ケア教室』受講料の全額補助や介助ボランティアによるサポートが受けられる場合があります。
多胎児の母/ひとり親/障がいのある児の母/早産児・低出生体重児の母/出生後から生後180日の間に連続21日以上入院中または入院した児の母/10代の母/妊娠22週以降に連続45日以上入院した母/東日本大震災で被災し、避難中の母
マドレ基金:産後ケアバトン制度』詳細はこちら

2014年9月より、法人では合同会社西友さまにご支援をいただいております。取り組みをご支援くださる法人・個人の方を募集しています。
アプリ『ファミリースタート』
ご友人などから「妊娠した」と聞いたら…ご紹介ください!マドレボニータの産後ケア教室がお近くにない方も、セルフケアや産後の過ごし方を事前に知って準備しておくことができます。
アプリ詳細とダウンロードはこちら

ぜひお仲間に!『マドレ応援団』を募集しています!
マドレ応援団』は「すべての家族に産後ケア」を目指し、産後ケアの普及・啓発活動を行うマドレボニータを毎月定額のご寄付で応援していただく制度です。限定Facebookページや限定メールレター、会報等で活動の最新情報をお届けします。 マドレ応援団の詳細・申込みはこちら
【編集後記】テーマ/私の好きな芋
◎サツマイモ!!料理にはあまり使いませんがふかし芋やスイートポテトが好きです。先日は所属するコーラスクラブのファンドレイズベイクセール(バザー)でミニスイートポテトを60個作りました^^;ちなみに私の住むアメリカでは、シナモンが効いたスイートポテトパイがポピュラーです。(北澤ちさと)
◎好きなのはサツマイモですが、毎週2キロ消費しているのはジャガイモ!6人家族の腹を満たしてくれます。品種では適度に甘みがあり、むきやすく、食感ホクホクなキタアカリが好きです。圧力鍋でまとめて蒸かして、色々な料理に使ったり、そのまま四姉妹がじゃがバターでおやつにしています。食欲の秋は2キロで足りず、3キロ購入しています。(吉田紫磨子)
◎ジャガイモです!ポテトフライはもちろん、芋餅も大好きです。芋餅は、甘めの味つけにしたり、チーズを入れたり、ケチャップを付けたり、シンプルに塩味にしたり…簡単に色々な味を楽しめます♪モチモチとした食感がたまりません!!(若菜ひろみ)
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【 編集発行 】特定非営利活動(NPO)法人 マドレボニータ
マドレタイムズ編集部/太田智子・北澤ちさと・木村由樹子・白石あすか・中桐昌子・ボニータ・吉田紫磨子・若菜ひろみ)
【公式サイト】 【公式ブログ】
【Facebook】 【Facebook】英語版
【Instagram】 【ツイッター】
→メルマガの感想をハッシュタグ「#マドレタイムズにてお寄せください!
【お問い合せ】info@madrebonita.com事務局)
*このメールはマドレボニータの教室・講座にお申込みくださった方とNECワーキングマザーサロンまたはサミットにご参加いただいた方、メールマガジンの購読をお申込みくださった方にお送りする、「マドレボニータのことがもっとわかる!」月刊メールマガジンです。
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『マドレな人々インタビュー』〜鈴木かおるさん(前編)〜

こんにちは。マドレ☆タイムズ編集部の北澤ちさとです。
マドレボニータは10月から新年度を迎えました!マドレ☆タイムズもますます皆さんに楽しんでいただけるよう、編集部一同工夫してまいりますのでどうぞよろしくお願いいたします!

今月号の『マドレな人々』は、マドレボニータ正会員の「つじっこ」こと鈴木かおるさん。産後ケア花小金井教室の卒業生コミュニティ「ハナコマドレ」発起人でもあります。今回は第一子育休中から職場復帰にかけてのエピソードをお聞きしました。


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ーー自己紹介をお願いします。

鈴木かおるです。東京都小平市在住、ITサービス業で渋谷勤務の会社員です。2019年5月に2度目の産育休から復職しました。今は産育休に入る前とは異なる部署で仕事しています。

ーー初めての産後はどんな風に過ごしていましたか?

自分の当たり前は、そうではないと気づかされたのが第一子出産前後でした。

出産は里帰りするもの、と、誰に指示されたわけでなく当たり前にそう思っていて里帰りを決め、千葉県の実家近くの病院で出産。今思うと恐ろしいのですが、「産褥期」という言葉を知りませんでした。なので、産後ケアのことも知りません。事前に会社の同僚が産前にヨガがよかったよーとDVDを貸してくれて、それをみてセルフケアや、病院で呼吸法をまなぶ、というくらいで臨んだ出産。幸い母子ともに命の危険はありませんでしたが、促進剤を使ったため急激な陣痛に記憶があやふや。

産後の養生は横たわることだと知らなかったので、産後初日から結構動いていて(=それができるのが回復力があるからだと勘違いしていて。ただの産後ハイだった…)お七夜準備とか、お宮参りやお祝いのお返し手配とか、ふつうにしていました。

今、あの頃の私に伝えたい。
寝とけ!!と(笑)。
実際あとからぎっくり腰をやったり、月イチで熱を出すようになったり…。あの頃ちゃんと養生していれば違ったかもしれないと思うことがしばしば起きました…。
(それを教訓に2度目の出産に臨んだことは後半で笑)

そして、メンタル不安定の思い出といえば、命名期限が迫る頃、名前の候補を土壇場で変え、それが両親義両親のあいだで票が割れてしまい、そのうえ、人が背負っていくこんなに大きなことを私なんかが決められない!と大泣きしたことを覚えています。

ーーそんな中、マドレボニータの産後ケア教室に参加してみていかがでしたか?

友人が、絶対合うからとオススメしてくれたマドレ。確か産後3〜4ヶ月頃。正直、だいぶ身体は回復してきたと感じていたし、子どもは元気だし、地域の支援センターめぐりをしたり、夫の協力もあり単身でお芝居を観にいったり、友達が遊びにきてくれたりと、社会とのつながりもあって、このまま過ごしていけば不自由はないのではと思ってたのですが…時折忍び寄る「身体しんどい」「だるい」「頭の中がもやもやする」これってこのまま過ごしていけば直るのかな?どうなんだろうと思っていたところ。

産後ケアってどんなものかな、とか、運動はしてないし心身の回復って気になるなー、友達も推してくれてるし1回目の体験からできるって書いてあるし、と、おそるおそる申し込んで参加して。

しょーげきでした。

まず自分の身体がぜんっぜん思うように動かなかったことを、今でもよく覚えてます。
そして、言葉もぜんっぜん出て来ない。びっくりでした。
回復してると思っていた私の心身。そうじゃなかった。

産後ケア教室にて

人生・仕事・パートナーシップをテーマに自分がどうありたいかを話す?今の自分との乖離がすごかったし、身体性からの対話というプログラムの流れがものすごくしっくり来ました。冷や汗ではないw汗をかいてスッキリした頭で、「自分を主語にした話」をすること。

無意識のうちに、自分を主語にした話をしなくなってたのだな・・・。
子どもの話、情報収集、グチ、遊びの計画がメインになっていて、「自分がどうありたいか」を考える余白が無かった。

それって、考えていいことなんだよな、言われてみれば当たり前だよな、私は誰かの妻で母という前に、自分なのだ、という感覚が、呼び戻された感じでした。

ーー「元気な産後」を過ごされていたように見えたつじっこにも、産後ケア教室は本当に必要なものだったんですね!教室参加を経て、育休中はどのように過ごされましたか?

(マタニティケアクラスがあることを知り、行きたかったー!実家でゴロゴロしてる場合じゃなかったー!って思いましたw)

まず、当時隣町のママサークルさんが自主開催されていたマドレの(タケシこと竹下浩美先生の)カップル講座に参加して夫とこのプログラムの良さを即共有(これ、めっちゃタイミングよかったです。長男がギリギリ同伴できる月齢でした。)。

近隣の助産所でマドレ単発クラスをやっていたので何度か通い、その助産所の家族で参加できる講座に行ったり、色々なことを「夫とシェアしてすすめるスタンス」ができてきました。

クラスで出会った仲間(ママ友じゃない、仲間、と感じました。大人の友人。)とは、ハロウィン、クリスマス、旅行(わたしは子どもの気管支炎でドタキャン…涙)など、親子で楽しめる企画を沢山しました。外出も、地域の講座や他のバランスボール教室、ヨガ、すもう、焼肉、水族館など平日にしたい遊び場にも沢山行ったし、映える離乳食作りやみそ仕込み、ミシン購入からの保育園準備など、家を整えることも沢山していました。
今でも繋がっていて、連絡をとりあったり、不定期でたまに集ったりしています。

初の子どもからの胃腸炎で一家全滅も経験…。

1回目の育休は、リハビリで心身が回復して、はじめての子どもが0歳のいま、子どものために何が出来るかな?というアクティビティ探しと、出来立ての家を整えるには何が必要かなと考えたりIKEAに行ったり、自分の居心地のよさを、家族を中心とした生活空間をととのえることで得ようとすることに奔走した感じがします。
保育園めっちゃ見学したなぁー。

「自分はどうしたいのか、どうありたいのか」
「自分の力だけではどうにもならない、だから家族と共有しよう」
それをベースに考えはじめるようになった、価値観再構築の1年。

楽しく生活したい。
その楽しさって何からくる?何が自分にとっての楽しいなのか?どうやったらできる?何ができる?何をやりたい?そんなことを考えはじめ、少しだけ、社会に貢献したい気持ちが芽生えている産後1年でした。


ーー最初の復職を迎えると同時に、NECワーキングマザーサロン・プロジェクト(以下WMS)にも参画されましたね。WMS参加のきっかけや理由はどんなことでしたか?

マドレに出会い、心身が回復し、何か、社会に貢献できるようなことが出来ないかな・・・という気持ちの芽生え、また、「好き」「やりたい」からスタートした仕事じゃなかったから、仕事このまま続ける?と考え始めたところで知ったサロンの存在。すでに復職間近の12月頃だったので、もうその年の実施は終わっていました(涙)。

その後、来年度の運営メンバー(参画者)を募集するという説明会(オープンハウス)があることを知り、直感に従って夫に相談し子どもを任せて参加。マドレのシェアリングプログラムのよさは実感していたし、何かやるにも何を?となったとき、マドレが絡むならきっと信頼できるという直感

そしてその説明会で「いつか運営メンバーやろうと思ったとき、その場があるとは限らないよ」と、会員のめぐりん(大森恵さん)に背中を押され、参加していないのに参画を決めました笑


ーー復職とWMSの両立で良かったこと、大変だったことは?

周囲には無謀な挑戦と思われていたようですw。子どもがいて仕事をするという新しい生活のスタート、未知の中わざわざパワーがかかる大変な時期に新しいことを重ねるのか!とw(でもこの後、「復帰と同時に何かを始める」ことは2人目でもやることになるwww)

>良かったこと
ボランティアにエントリーするにあたって、用紙に夫と相談しなければ書けない箇所があったこと。必然的に夫婦で会話でき、自分のことだけでなく、相手の考え方を共有することができたのが大きいです。

そして、東京西チーム5人のチームワーク。メンバーはサロン初参画者がほとんどで、一緒にどうしていこうかを考えられたのが一体感を醸成しました。

得意なことだけでなく、苦手なこと、できることだけでなく、できないことを、同じように大切に扱えて、気持ちをオープンにチームビルディングできていたのだとあとから振り返って思います。また、運営メンバーとしてサロンの場に参加し、定期的に「自分はどうありたいか」をふり返り考え言葉にする時間を持つことができたのもありがたかったです。

また、仕事の中で、社内のリーダーたちの学びの場づくりを受け持つことがあったので、参加者が「自分はどう感じるか、どうありたいか」に目を向けた企画を取り入れるようにはたらきかけましたw

子どもが19時半には寝てくれるようになり、色んなことを考えたり進めたりできる時間が取れるようになったのも大きいです。
(これは2人目で覆されましたがw)

「何かやりたい」の気持ちを受け止めてくれたサロンプロジェクトに感謝、そして、そこに飛び込んだ自分を褒めたいです。ここからいろんなことが動いていきました。

>大変だったこと
子どもと自身の体調不良が増えたこと。いままで小学生からこちら、発熱はインフルエンザ1回くらいしか経験がなかったのに、38度以上の熱を6回以上出した。なんだかんだ相当身体には負担だったのだと思います…。

また、仕事の方向性に答えが出ない状態が続いたことは大変でした。2人目を望み病院に通っていたためフルタイムで働かず時間確保を優先させたこともあり、仕事を忙しくすることを意識的に避けていました。

しかし、もともと出世したい、とか、時短ワーキングマザーでも昇格昇給ができるようにしたい、と上司に言っていたので、イケドンで働きたいけどそれをあえてやらない人、自分は出来ない奴、と自分で自分を下げて過ごしてしまっていた気がします(今思えば、仕事は忙しくしていた方がいい、という呪いがかかってる感じもします…)。

色々仕事を任せてもらえている感じはありましたが、だいたい二番手ポジション(これも今おもえばマミートラック、でもそこに望んで乗っていった感がある)だったり、肝心なときに子や自身の体調不良が重なって全うできなかったり、と、モヤモヤが続いていました。

まずは妊活優先、2人目できたら育休中に考えよう、という無謀な考えでした。授からなかったときはそのときに考えようというある意味他力本願な考え方にだんだんなってきてしまっていた矢先の、2人目妊娠でした。

余談ですが、この期間中の参加したサロンで出てくるのもだいたいこんな感じの話でした。結局どうしたいのかね?と考え言葉にして、そのときどきは落ち着くのですが、やっぱりザワザワを繰り返した2年弱でした。

ーーありがとうございました!産後ケア教室をきっかけに育休中から心身と身の回りの環境を整えたり、チャレンジを重ねてきたのですね。そして復帰後のモヤモヤやザワザワを言葉にするWMSの場があったことで、二人目産後の挑戦にも繋がっていったのかも…。

この続きは、マドレタイムズ12月号にてお届けします!

『マドレタイムズ』購読はこちらから

2019年10月1日火曜日

【ご利用者の声】マドレ基金『産後ケアバトン制度』2019年5月 宇都宮教室/早産児・低出生体重児の母

産後ケアバトン制度ご利用者の声をご紹介します。

※マドレボニータは、産後ケア普及のため「マドレ基金」を設置し「産後ケアバトン制度」を運営しています。
社会的に孤立しやすい境遇にある母子の参加を促すため、教室の受講料を補助しています。
2019年9月は、9組の親子が制度を利用して産後の心身のリハビリに取り組まれました。
◆2019年9月末現在までの『産後ケアバトン制度』受講件数(リピート除く)は1,126件です

受講後アンケートでお寄せいただいたご感想をご紹介します。



M.Sさま

2019年5月宇都宮教室




受講事由:
早産児・低出生体重児の母
***
小さく生まれてしまい他の子より成長が遅いため子育てサロンなどに行くと他の子とどうしても比べては焦りや心配が増してしまいました。
そのため家に閉じこもりがちだった私を外に一歩でるよう背中を押してくれたのがケアバトン制度でした。
受講してみて、たくさんのママたちの心の内を聞けて、出産育児でたいへんなのは私だけでないこともわかりました。また初めてママ友も作れました。
また体を久々に動かせたので、産前に習慣だったウォーキングをまた始めてみようかなと思えるようになりました。 本当にありがとうございました。
***

マドレボニータでは、産後ケア普及のため「マドレ基金」を設置し「産後ケアバトン制度」を運営しています。社会的に孤立しやすい境遇にある母子の参加を促すために、教室の受講料を補助しています。対象となるのは、ひとり親/多胎児の母/障がいのある児の母/早産・低体重児の母/21日以上入院した児の母/妊娠中45日以上入院した母/10代で出産した母/東日本大震災で避難中の母など。


みなさまのまわりにこのような事情を抱えながら産後を過ごしている方はいらっしゃいませんか?

産後ケアバトン制度は2014年9月コースより、合同会社西友さまの助成にて、平均月18組の母子をサポートできるようになりました。まだまだお受け入れが可能です。制度の利用対象に該当しそうな方へ、ぜひ「産後ケアバトン制度」をご紹介ください!

詳細はこちら
(1)マドレボニータの公式サイトの「産後ケアバトン制度」のページ
「産後ケアバトン制度」で検索していただければヒットします。

(2)産後ケアバトン制度 ご案内チラシ

このチラシの配布・設置にご協力いただける病院や自治体の窓口、子育てサロンなどがいらっしゃいましたら、マドレボニータ事務局(info@madrebonita.com)までお知らせください。