2019年7月19日金曜日

『マドレな人々インタビュー』〜川尻沙織さん(前編)〜

こんにちは。マドレ☆タイムズ編集部の木村由樹子です。
マドレボニータの月間メールマガジン『マドレタイムズ』では今月から2回に渡り、マドレボニータ正会員の「さおりん」こと川尻沙織さんのインタビューをお届けします。


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北海道・北見市を中心に活動する会員チーム「マドレ・オホーツク(通称:マドオホ)」を立ち上げ、代表も務めるさおりん。
第二子出産後の職場復帰では、ご自身が単身赴任をするという選択をされました。
前編では、マドレボニータとの出会いとマドオホ立ち上げに至るまでのお話を伺いました。

ーー自己紹介をお願いします。

川尻沙織です。出身は福岡県福岡市、関西を経由して東京に就職し、その後、夫の仕事の関係で育休中に北海道北見市に引っ越したのをきっかけに、今は北見で暮らしています。職業は、移動通信系の会社員です。

ーーマドレボニータとの、これまでの関わりを教えてください。

第1子の産後1年3か月は東京にいて国立駅の近くに住んでいたのですが、マドレボニータの存在を知ることができず、北見に引っ越すことを決めて「北見 骨盤」で検索して、当時、北見・網走で『産後ケア教室』を開講していたかおりん(永野間かおりインストラクター)のブログに出会いました。
6月に体験コースを、8月に4回コースを受講し、講座の『シェアリング』ワークでは「時短家事を極めて復職に備えたい」みたいな話をしていたのですが、その後9月に網走で開催されたNECワーキングマザーサロンに参加して、ハッ!と目が覚め、サロン後のランチで「来年のサロンの進行役をやりたい!」「かおりんの営業を手伝いたい!」と完全に産前の自分を取り戻した感じがしました。
そこからはどっぷりマドレ沼で、7期サロン参画、8期進行役、マドレ・オホーツク結成、9,10期サロン参画や北見市での産後ケア講座開催など、”オホーツクにマドレボニータの産後ケアを!”と活動することを楽しんでいます。

ーーマドレ沼(笑)。”ハッと目が覚め、産前の自分を取り戻した”とは?

出産後、歩けない!というまさかの経験から始まって、授乳がうまくいかない、赤ちゃんの体重がいまいち増えない、などなど、赤ちゃんとの生活をなんとかしようともがくうちに、ゆっくりゆっくりと自分を見失っていった感覚がありました。
わたしは就職活動をするときに自分の人生戦略を立てたことがあったのですが、その時に「60歳まで働き私利私欲を満たしたら、それまでの経験で身につけた問題解決能力を使って、到底解決しないような大きな社会問題(世界から貧困をなくす、とか、戦争をなくすとか)を解決するために汗をかける人になろう」という目標を立てました。(なぜそういう目標を抱いたかは別途)
網走サロンでは「人生」について話をしたのですが、自分の口からそれを出すまで、本当にそのことをすっかり忘れていました(笑)
話している自分の言葉を聞きながら「はっ!」とした瞬間を今でもはっきり覚えています。
サロン参加前までは、どの石鹸がいいかとか、どういう収納にしたらいいかとか、本当に冗談みたいにそういうことしか考えていませんでした。

ーーマドレオホーツク立ち上げについても聞かせてください。立ち上げの経緯は?さおりんの活動の原動力は?どうやって周りの人を巻き込んだ?

オホーツクにもマドレの地域活動をするグループを作りたいな〜という思いはずっとあって、北見網走コースの卒業生を集めたOG会をしたりしながら、どうやって結成・活動したらいいか迷ってました。
8期に進行役をすることになって、オホーツクにチームが出来た時に、実はメンバーが利用していた託児施設の方から「託児をするなら、市の補助がある。サロンのような活動をしているなら市の補助の対象になるのでは」と助言をいただき、メンバーが北見市の「子育て学級」というサークル活動の補助をしてくれる制度を調べて来てくれました。
その結果「ぜひ申し込もう!名前何にする?」となった際にすかさず「マドレ・オホーツクはどうかな?」とずっと温めていた案を出し、託児の補助をもらうためのチーム作りを、オホーツクに産後ケアを普及させるグループに仕立てるという「乗っ取り」を行い、大成功しました(笑)これがほんとのところです(笑)

かおりんは2016年の3月に札幌へ引っ越していったのですが、私は当時産後5ヶ月。「もっと(私が)産後ケア受けたい!!」というのが最初の活動の原動力です。

でも周りを見渡すと、力を発揮したくてうずうずしている(ように見える)人がたくさんいました。
もっとオホーツクでマドレボニータの産後ケアを普及させることができると思ったし、私たちにもできることがたくさんある!という確信もありました。
そんな中でサロンのメンバーとして集まって濃く活動できるきっかけになったのが、マドレ・オホーツクの活動の原点であり上手く地域グループが立ち上がったポイントだったのかなと思っています。

ーー実際に立ち上げてみて、苦労したことはありますか?

立ち上げの契機はサロンのメンバーで少人数だったので、キックオフやほぼ毎月のサロン開催・振り返り等で顔を合わせる機会も多く、コミュニケーションも取りやすかったのですが、人数が増えるにつれて参画の理由もそれぞれになり、なかなか会えないメンバーもいて、どうやって安心・安全に皆が自分のちからを存分に発揮できる環境を作っていくかをずっと考えています。
東京出張の際に、ヨーコさんやともみん(編集部注:理事・高橋と正会員・細川朋美さん)にCRファクトリーさんの勉強会をご紹介いただき、コミュニティについて考えるきっかけをもらいました。
そこでサロンという場がコミュニティとしてどのように考え作られてきたものだったのかを改めて知り、今年はマドレ・オホーツクでCRファクトリー代表の呉さんを北見にお呼びし、コミュニティについて考えるワークショップを開催することになっています。(2019年11月30日です!みなさん手帳をチェック!)

また、マドオホ主催の産後ケア講座に参加し、ピンときて参画を決めたメンバーも増えていることから、皆でマコ先生の著書や産褥記、マドレジャーナルを使った読書会をしながらマドレボニータの価値観について学ぶ機会も作るようにしています。
全員が正会員という老舗の地域活動グループを眺めては、うらやましく思うこともありますが、フレッシュな感覚も大切にしながらコミュニティ開発を頑張っていきたいと思っています。

ーー立ち上げて良かった!を実感した出来事はどんなことですか?

書ききれないくらいたくさんあります。本気で語り合える仲間ができたことも、地域の産後を日本一良いものにしたいと活動できることも、同じ釜の飯を食しつつ家族同士交流できることも、人生の豊かさにつながる素晴らしい経験につながっているなぁと日々思います。
その中でもマドレ・オホーツクとしては、仲間で協力して産後ケア講座だったり対話の場を作り、そこに参加してくださった方々が喜んで帰っていくこと、と書こうかと思ったのですが(笑)、それよりも私たち自身がかおりんをオホーツクに呼び寄せる知恵を出しあって、私たち自身がバランスボールで弾んで、講演会を開催して、たくさんのパワーをもらい、楽しく生活できていることが一番「良かった!!」と思えることです。
これからも私たち自身がエンパワーメントされ、楽しく活動できることを第一にマドレ・オホーツクを楽しんでいきたいと思います。

ーーどんどん人を巻き込んで、今やマドレ内でも一大勢力に拡大したマドオホですが、今後はどのように活動を展開していくのでしょうか?

オホーツクはたくさんの可能性があります。ひとつは、町がコンパクトで子育てしやすい環境であること。
かおりんがずっと以前から行政と連携して産後ケア講座を開催しつづけている北海道東部にある厚岸町(あっけしちょう)などが良い例ですが、小さい町であるからこそ出産した女性全員に産後ケア講座を届ける、ということも可能です。
北見市では年間約600人の産後女性が誕生していますが、インストラクターが2人か3人いれば100%提供も夢じゃない?!と考えています。
もっと小さい町ならなおさらです。町の全員がマドレボニータの産後ケアを当たり前のように受けて、エンパワーメントされて社会に戻っていく、そんな町が誕生したら、どれだけ面白い町になるだろうか?!とわくわくしています。
ということで、マドオホの今一番の願いはインストラクターの誕生です。
オホーツクでのインストラクター発掘も引き続きがんばってまいりますが、全国各地のインストラクターの皆さんの「移住」も大募集していますので、いつでもご連絡ください!
おいしいご飯を食べながら、のびのびと最高の環境で子育てができます。マドレ・オホーツク一同お待ちしています!


ーーさおりんの魅力と思いに人が集まって、ムーブメントが起こっていく様子、いつも頼もしく拝見しています。さおりん、ありがとうございました!
次号はさおりんの単身赴任について伺います。どうぞお楽しみに!

★さおりんが代表を務めるマドレオホーツクの活動が特集された、マドレジャーナル37号が発売になりました!こちらもぜひチェックしてみてくださいね。
▼マドレジャーナル37号(2,000円/税込)
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