産後ケアバトン制度ご利用者の声をご紹介します。
Yさま
2014年11月吉祥寺教室受講事由:障がいのある児の母
1ヶ月間、ありがとうございました。産後ケアバトン制度で参加させてもらっているのだから、、といつも以上に自分や家族の体調管理に気を配り、まずは4回通して参加できたことにほっとしています。
多趾症で生まれてきた我が子、ずっと口に出せなかった「ちゃんと生んであげられなかった」という一言、本当の意味で我が子や自分の想いに向き合うことが出来たからこそ、初めて言葉にすることが出来、自分を責めることから解放され、新たに一歩進めた気がしています。
その言葉を口にするのはこの一度きり、もう二度と口にしない、前を向いて歩いていこうと、本来の自分を取り戻せたようにも思います。夫にも、家族にも言えなかった。生まれてきた我が子を否定してしまうようで、言っちゃいけないような気がして胸に秘めていたこと。マドレで一緒に汗を流し、言葉を紡いできた仲間だったから、ふと言葉に出来たのだと思います。
まだこれから手術など不安なこともありますが、それも含めて我が子が与えてくれた尊い宝物と受け止めて歩んで行こうと思います。今回この機会を与えて下さった皆様に心より感謝申し上げます。いつか必ず恩返ししたいです。
※マドレボニータでは、産後ケア普及のため「マドレ基金」を設置し「産後ケアバトン制度」を運営しています。社会的に孤立しやすい境遇にある母子の参加を促すために、教室の受講料を補助しています。対象となるのは、ひとり親/多胎児の母/障がいのある児の母/早産・低体重児の母/21日以上入院した児の母/妊娠中45日以上入院した母/10代で出産した母/東日本大震災で避難中の母など。