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産後ケアのNPO法人マドレボニータ オフィシャルブログ

2013年6月24日月曜日

一流のインストラクターになる人とは(【発掘★マドレスピリット】より)

発掘★マドレスピリット】メールマガジン『マドレ★タイムズ』より

こんにちは!マドレボニータ事務局の卜部(うらべ) 眞規子です!

このコーナーでは、マドレボニータが設立された当初から一貫して変わらない
精神=「マドレスピリット」を今一度じっくり読み深めていただきたい!と、
マドレボニータ公式ブログを遡ってご紹介していきます!

記念すべき第1回は、マドレボニータの“プロフェッショナリズム”
をガツンと感じていただける、この記事です。

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▼『一流のインストラクターになる人とは』2007.03.29記(吉岡マコ)

代表のマコです。
昨日は産後セルフケアインストラクター養成コースの説明会&体験会でした。

先日の、認定試験についての記事でも書きましたが、
マドレボニータは産後のボディケア&フィットネス教室の活動を始めて
もうすぐ9年。
とうとう、この秋からは10ねん目にはいります。
(なにげにほぼ日刊イトイ新聞と同じなので図々しくも密かに励みにしています。)

やめずにコツコツやってきた甲斐あって、
産後セルフケアインストラクターという職業もすこしは認知され、
その職業の素晴らしさも理解されるようになってきました。
(なによりもパートナーからの理解が、最近は本当に顕著です。)


また、それだけでなく、実際に
産後プログラムの必要性が理解されつつあり、
お仕事の依頼もずいぶん増えてきました。
このプログラムをナビゲートできる、
良質なインストラクターが、ますます求められています。

だからこそ、
ちゅうとはんんぱなインストラクターを輩出したくない、
という思いがあります。

なので、
厳しいことを、いわなければならない場面もでてきます。

というわけで、
今日は、厳しいことをいろいろ書きます。

そこで、
へこんだり、萎縮したり、いい訳したり、する人は、
インストラクターにはなれないです。


先に言っておきます。

あと、思いだけでは、インストラクターにはなれません。
体を動かさない人は無理です。


先に言っておきます。


ところで、
昨日の説明会で、
「本当のリズム感とは」ということで、
まず音楽を聴き、太鼓の音を聞き取り、
両手をつかって、16ビートを正確に刻みつつ、
その太鼓の音のところにアクセントをいれる、
という練習をしてみたのですが、
1人もできた人はいませんでした。

右左右左右左右左右左右左右左右左
●○○●○○●○○○●○○○○○
12345678910111213141516

(●のところがアクセント)


でも、これは、練習すれば誰でもできるようになるものであり、
「ワタシはもともとリズム感がないので」と、
練習する前からいい訳する人をゼロにしたい、
という思いから導入された練習法です。

(おどれるからだ作り講座にでてくれたNさんは、
インストラクターじゃないのだけど、2週間後のレッスンでは、
ばっちりできるようになっていました。
リズムをメモって帰って、電車のなかでも練習していたそう。)

ちなみに、
「アタシはもともとリズム感がなくてどんくさいから」
と、先回りして自分のハードル下げをするような態度は、
ただの「保身」であり、
私たちは、年をとればとるほど、無意識のうちに、
この保身というやつに身を委ねてしまいがちですが、
気をつけたいものです。


ところで、この練習。
両手が空いていれば、どこででも出来ます。
さて、昨日の説明会に参加した人で、
帰り道に、両手で自分の太腿をパタパタ叩いて練習した人は、
どれだけいるでしょうか。

こういう具体的な行動を、
自分で見つけて、コツコツ積み重ねることができる人が、
一流のインストラクターになるとおもいます。
意気込みとか、思いだけでは、実力はついてこないのです。

「帰り道にリズムどりのおさらいをするなんて、
思いつきもしなかった・・・」
という人は、ちょっと考え直したほうがいいとおもいます。
思いだけでは、インストラクターにはなれないのです。

また、
インストラクター養成コースでは、
自分の向き合いたくない部分にも向き合わなければならないかもしれません。
でも、そこをつらくても笑顔で駆け抜けた人だけが、
一流のインストラクターになれるのではないかとおもいます。


人は、
いい訳や、へこみや、萎縮や、保身には
感動しないのであって、
体をつかって本気で何かに取り組んで、結果を出した先に、
感動があるのだとおもいます。

『フラガール』みたいに。



先日、なかなか結果がでない人が
「これでも本気なんです」「がんばってるんです」
と言って来たのにたいして、

私は、
「本当に本気ならば、
こんなところでいい訳している時間さえもったいないはず、
本気ならば、悔しくて言葉も出ないはず。
黙って帰って、結果でるまで練習してくるのが、
本当の本気というもの。」

といいました。
軽々しく本気なんて言葉つかわないでほしい、と。


いろいろ厳しいことを書きましたが、
もし、
へこんだり、
萎縮したり、
されるかたがいらっしゃいましたら・・・・・、

「へこみ」「萎縮」についてのマドレボニータ的解釈は、
以下のとおりです。

「へこみ」は、
実は「傲慢さ」「無知」のあらわれであること、
たとえば、ダメだしにへこむという態度は、
自分の練習不足、鍛錬不足を見てみぬフリをして、
自分を過信しているだけの態度であること、
自分の力量を把握していたら、

ダメだしをされても、
ストレスよりは感謝の気持ちを感じるはず。

「萎縮」は、
自分のうしろめたさを隠すために、
相手を先回りして攻撃する行為であること。

2007.03.29記(吉岡マコ)