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産後ケアのNPO法人マドレボニータ オフィシャルブログ

2018年6月20日水曜日

『マドレな人々インタビュー』〜貫名友理さん(前編)〜

こんにちは、メルマガ『マドレタイムズ』編集部の北澤ちさとです。

マドレボニータの月間メールマガジン『マドレタイムズ』では今月から2回に渡り、産後セルフケアインストラクター貫名友理さんのインタビューをお届けします。


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2016年にインストラクターとしてデビューした「ゆりちゃん」は、大学時代からNPOに参画し、もとキャビンアテンダント、そして今はパラレルワークを実践中です。
人生を主体的にデザインしてきた様子のゆりちゃんが、産後からどのように今のワーク&ライフスタイルを実践してきたのか、詳しくお聞きしたいと思います!

自己紹介をお願いします!
貫名 友理です。島根県出雲市出身。
大学卒業後日本航空株式会社を経て、2015年11月に代表吉岡の教室に参加、翌月12月からBE指導士養成コース、5月からはSCI養成コースを経て11月SCIデビュー。
現在は産後ケア三鷹教室・高田馬場教室を開講中。
夫・息子(3歳)の3人家族です。
食べること、寝ること、体を動かすこと、ももいろクローバーZが大好きな30歳です。
詳しいプロフィールはこちら 
今年度NECワーキングサロンの進行役としても活動中です!


大学時代は認定NPO法人カタリバの活動に参画、幼い頃から憧れていたCAのお仕事に就き、妊娠中にキャリアカウンセラー資格を取得、そして産後ケア教室参加後はすぐにボールエクササイズ指導士養成コースへ…と聞くと、いつもエネルギッシュで充実した日々を過ごしてきたすごい人だなあと思ってしまいます(笑)そんな友理ちゃんの産後は、どのような日々だったのですか?

エネルギッシュで、充実した日々を過ごして、すごい人って・・!めっちゃ美化されてますやん(笑)
確かに、妊娠中は割と元気で、仕事と資格の講座などに動き回ってました。
キャリアカウンセラーの講座は、自分自身が子どもができたらどんな働き方を選ぶのか悩んでいたこともあったので、毎回リアリティがあって、学びが純粋に楽しかったんです。
だから、今後を考えるヒントをもっと知りたい!そんな思いで通ってました。

そして産後。
最初はとにかく授乳に時間がかかって、赤ちゃんが乳首を加えるだけでも一苦労・・。
1日中ずっと母乳をあげてた記憶があります。夜中も3時間おきに授乳。

そんなこともあり、とにかく産後は寝不足で、肩もバッキバキで重石が乗っかっているようにカチカチ。体が痛くて眠たくて、深夜の授乳は辛かった・・・それでも自分の体には目を向けることなく、体の悲鳴に気づけませんでした。

だって可愛い、愛おしい我が子の為ですのもの。
母になったから、私だってこれくらい・・・、
でも今思えば・・・

「母はこれを乗り越えなければならない」
「授乳もオムツ替えも母親がやらねばならない」と、
いつからか持ってしまった「ねばならない」に囚われすぎて、とにかく自分の中の「母親像」になろうと、必死だったなと思います。

産後2ヶ月弱実家で過ごして、東京に戻り、日中は息子と私ふたりっきりの生活がはじまりました。
最初はその生活も楽しめてたのですが、1日中夫以外の大人と話す機会がなくなって、社会から逸脱したような孤独感を感じ始めました。

どうにかして社会と繋がりを持ちたいと思い、市報を見て赤ちゃんと一緒に参加できるベビーマッサージ、ヨガ、お話会、手遊び歌の会など様々な講座に参加しました。

手探りな子育ての正解を求めるように、そこで出会った人とお互いの赤ちゃんの話や、成長具合が正常なのかを確認するような話をして、一喜一憂する日々。自分が求めている(と思い込んでいた)育児の話をしているのに、なぜか日々のモヤモヤは晴れることなく募るばかり。
我が子は可愛い、幸せなはずなのに、どうして気持ちが落ちるのだろう・・と、どうしたらいいのかかわらなくなっていました。

では、マドレボニータの産後ケア教室に初めて参加したときはどんな風に感じましたか?印象に残っていることなどぜひ教えてください

産後ケア教室に初めて参加して、1週目の帰り道に体と心が軽くなってスキップしながら(気持ちはw)吉祥寺教室から帰りました。

共感できる理念、身体を動かし人と関わることに強いモチベーションを感じる私の特性、これまでバラバラに思えていた思考や関心、自分の強みや経験などが繋がったように感じ、イナズマが落ちてパズルのピースが揃った!そんな感覚でした。

その日のうちに、夫に「こんな活動をしている団体がある。将来こんな風に働きたい!」と勢いよく話したことを覚えています。

また自分を主語にして話すことで、自分と向き合い、隣の参加者と大人同士の話ができていることが嬉しくて、心が満たされました。「今までに足りなかったものは、これだったのか」と体で感じましたね。

友理ちゃん、ありがとうございました!
次号の『マドレタイムズ』では、産後ケア教室参加後の心境の変化や、現在のワークスタイルについてお聞きします。
どうぞお楽しみに!

貫名友理さんブログ『産後ケア@三鷹・高田馬場「母も赤ちゃんもすこやかに」』

友理ちゃんが進行役を務めるNECワーキングサロン三鷹中央線チームのブログはこちら

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