(前編はこちらから)
——ご自身の産後は、どのような感じだったんですか?
妊娠中に、友達から「とにかくこれを読んで!」と『産褥記』を渡されたんです。
エクササイズもいいよ、と薦められたので、マタニティケア教室を受講したのがマドレとの出会い。そういうわけで、事前知識もしっかりあったので、産褥期は夫や実母、行政のサポートを受けつつしっかり養生しました。
——さすがです(笑)。じゃあその後はスムーズな回復を?
いや、それがなかなかそうもいかなくて。
まず、2か月目になったら劇的に楽になるんだろうと思ってたらそうじゃなかった!
子どもはたそがれ泣きが始まるし、外出しようにも冬だったので、雪が降ってきたりすると「あー今日はだめだ」と…。
ものづくりをしている友達が活動している様子が耳に入ってきて、そこに行けない自分に焦りや寂しさも感じました。
夫もちょうど多忙な時期でした。時間のない中育児も精一杯担ってくれて感謝はあったけど、やりたいプロジェクトを任されてやる気になっている彼を、心から応援しきれない自分がいる…うらやましさがありましたね。
そんな中、12月、2月と産後ケア教室に通えたのが支えになりました。
運動してすっきりしたし、少しずつ先のことも考えるようになってきたんだと思います。
2月の最終回には、紫磨子さんに「今は無理でも、いつかてぬぐいでマドレとお仕事したいです」とお話して、スケッチをお見せしました。
——そのときのデザインが、4年の時を経て実現したんですね〜。
感慨深い…。
このデザインのことについてもう少し詳しくお聞きしたいです。
デザインにあたって、どんなことを意図されてましたか?
まず、男性も女性も使えるデザインにしたい、というのはありました。
よくあるママ向けのほんわかしたデザインではなくて、すっきりしたものがいいと思って。
フィットネスの場にも合うさわやかなもの、ということも考え、そこからイメージをふくらめていきました。
バランスボールでぽんぽん弾む感じの動きを表したいし、教室でも大切にしている「まず言葉にしてみる」ということが分かるように、みんながしゃべっている様子をまんがの吹き出しみたいにして表現できないかとか…マドレのアイコン「ボニータさん」のアフロの形も表現したいな、とか…マドレの特徴をいろいろ入れました。
ロゴについては、あんまり大きくしないで、
ぼかしの技術を生かしてマドレボニータという文字を入れ込むことにしました。
「よくみるとマドレのてぬぐいだ」っていうのがいいと思って。
この構想から4年!長く温めたデザインが陽の目を見て良かった〜(笑)
——わたしたちも、木村さんにお願いすることができて、ほんとうに良かったです(笑)!商品の発送は12月の中旬。年末年始に、マドレてぬぐいがやりとりされることを想像すると楽しみです。
てぬぐいって、「楽しい名刺」のようなものだと思うんです。
マドレのこと、産後ケアのことを楽しく知ってもらえるきっかけになればと思います。
マドレボニータ×七梅てぬぐいは、こちらでお求めいただけます!
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