こんにちは、産後セルフケアインストラクターでマドレタイムズ編集部の長野奈美です。
★noteも書いています★
産後うつが倍増している可能性があることや、来年の出生数がさらに減りそうだということが、ここ最近のニュースでも報道されています。
産前・産後の家庭を取り巻く環境が、このコロナ禍では依然として困難な状況で変わりありません。
きょうご紹介したいのはマドレボニータ賛助会員でもあり、朝活バランスボール部の部員でもある田代智美さんの産褥ヘルプ活動。
産後の友人宅へ、おかずを届けたり、上の子の遊び相手になるようにとお子さんを連れて出かけた記録を、Facebookで投稿されていました。
産褥ヘルプとは、産後6−8週までの産褥(さんじょく)期の産婦さんのいる家庭に、高価なお祝品を贈る代わりに、家事や赤ちゃんや上の子のお世話といったお手伝いをプレゼントする、マドレボニータがおすすめしている取り組みです。
智美さんにお話を聞きました。
-どのような間柄のお友達ですか?
私の第2子の妊娠中にマドレのマタニティクラスで知り合った友人です。クラスの後のランチでワーママ同士で仲良くなり、その時も産後にお互いに産褥ヘルプを行い、産後ケア教室で再会した以外にも定期的に遊びに行ったり、連絡を取り合ったりしていました。
子どもの話だけでなく仕事や人生のことなど、自分を主語に深く話せる大切な産後仲間です。
今回産後にかなり弱っていることを本人から連絡をもらい、週末に2回ヘルプに行ってきました。
ーお友達のお宅ではどのように過ごされましたか?
1度目は単身で。少しでも負担が減らせるようにたくさんのおかずとおにぎりとおやつと、久しぶりに会う上のお子さんに、好きだと聞いていた恐竜のぬり絵と、自分の子どもが好きな絵本をお土産に持っていきました。
パートナーもいらっしゃったので上のお子さんは任せて、私は赤ちゃんを抱っこして寝かしつけをしながら、とにかくずっと友人とおしゃべりしていました。
2度目は上のお子さんと同い年の次男を連れて。パートナーにボール遊びやシャボン玉などでお兄ちゃんたちの相手をしてもらい、私は洗い物と赤ちゃんの寝かしつけ、おむつ替えをしながらやっぱりおしゃべり!
友人が昼食をゆっくり食べてもらえるように、ずっと抱っこさせてもらいました。
ー友人の反応は?
今回の出産のことから仕事や本の話など、「大人とこんなに話すのが久しぶりでめっちゃ楽しい!」と言ってもらえました。パートナーからも「ともさんと話して、妻がイキイキしてました」とコメントをもらいました。
差し入れたものでは、おにぎりももちろん喜んでもらえたのですが、お味噌汁もなかなか作れない状況なので具だくさんのインスタント味噌汁がとても気に入ってもらえました。
あと自分の時もよく食べていた焼きいもも手軽に食べられて喜ばれました。
2度目は子連れで大丈夫かな?と少し不安でしたが、子どもたちも帰るときに泣くくらい(笑)仲よく遊んでくれていたので、お互いにとても嬉しかったです。
ーコロナ禍だけど躊躇する気持ちはありませんでしたか? そこを乗り越えられた秘訣があれば教えてください
コロナ禍だからこそ、世の中の妊産婦さんの孤立・孤独が深まっているだろうなと心配していました。
躊躇は全くなかったわけではないですが、私は仕事が3月からテレワークになり、夫も職場が近く自転車通勤ということもあってリスクが低いということと、事前にパートナーも含めたメッセンジャーグループで予定しているヘルプの内容を共有していて、楽しみにもしてくれていたので安心して伺えました。
何よりも、出産直後で養生すべき友人と赤ちゃんに会ってねぎらいたい想いが大きかったです。
手洗いやマスクはもちろん必要ですが、友人のことを考えながら差し入れを作る時間や、新生児のお世話と友人との会話に、コロナ以降リアルでほとんど人と会えていない私もものすごく癒されました。
▶︎智美さんが差し入れたおかずメニュー
(Facebook投稿より)
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・おにぎり4種
・切り干し大根
・かぼちゃサラダ(先日投稿の)
・小松菜おかかポン酢
・ピーマンしらす炒め
・ブロッコリーツナ和え
・キャロットラペ
・ラム肉味付け(生冷凍)
・鶏ごぼう団子(生冷凍)
・インスタント味噌汁(フリーズドライ)
肉は生冷凍で持って行ったけど、やっぱり調理済みの方が食べやすいかな。
味噌汁は思いつきで入れたけど、調理できない産褥期、温かいものが一品でもあると良い。
あー、あれこれ考えるのも楽しかった!!
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