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産後ケアのNPO法人マドレボニータ オフィシャルブログ

2013年3月24日日曜日

オフィスがなくても寄付はあつまる?!〜FRJ2013に登壇しました〜

こんにちは。マドレボニータ事務局の太田智子です。
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3月から4月にかけて、いろいろと環境が変わる季節ですね。
気持ちばかりが焦ってしまうときこそ
「身体を動かそう!」と事務局内でも声を掛け合っています。


さて、本日のご報告は…
去る3月9〜10日に都内で行われた
『ファンドレイジング日本・2013(FRJ2013)』について。

ファンドレイジングとは…
民間非営利団体が活動のための資金を個人、法人、政府などから集める行為の総称。
方法は、企業と同様に、事業やサービスの提供、業務委託などによる収入(事業収入)もあるが、それ以外にも寄付、会費、助成金、補助金、借入金、預託金などによる収入も重要な財源である。
Wikipediaの「ファンドレイジング」ページを編集させていただきました)


日本の母子保健のシステムに欠けていた「産後ケア」の大切さを
より多くの人に知ってもらい、
「全ての産後女性が産後に適切なケアを受けられる社会」
を目指しているマドレボニータ。

私たちにとってもファンドレイジングはとても大切なことです。

事務局スタッフでは事務局長の北澤と私太田が
「准認定ファンドレイザー」の資格をとり、
スタッフも、インストラクターも、常にファンドレイジングを意識しています。

『ファンドレイジング日本・2013(FRJ2013)』に話を戻しますと、
このイベントは、年1回この時期に行われる、
日本最大のファンドレイジングの博覧会です。

今年は1000人を超える参加者が全国から集まり、
2日間で行われたセッション数は50あまり。
どのセッションも熱気にあふれ、質疑応答も活発に行われていました。

そんな中、今回はマドレボニータも「公募セッション」で登壇。
タイトルは
「オフィスがなくても寄付は集まる!クラウド事務局のファンドレイジング」です。

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2年前の3月、マドレ基金を立ち上げる直前の年度は、
年間の寄付額が何と536円だったのですが…
翌年度は80万円、昨年度は140万円!と寄付額をのばしてきました。

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(当日のスライドより)

タイトルにもある通り、マドレボニータにはオフィスがありません。
事務局スタッフ8人が在宅でワークシェアしながら業務を遂行しています。
地方在住メンバーもいます。

日々の業務運営で駆使しているクラウドコンピューティングを、
当然ファンドレイジングにも活かしています。



今回のセッションではその具体的な方法とポイントを時間の許す限りご紹介しました★

広報担当の宮下も同席し、
2人で同時にGoogleドライブのドキュメントにアクセスしたり、
Skypeの「給湯室チャット」でのやりとりをしてみたり
といったデモンストレーションも行いました。

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会場は満席!追加で椅子を出していただきました★

まだアンケートは集計中なのですが、
終了後直接お話した参加者の方々からは
「とってもわかりやすかった!」
「具体的な方法をたくさん紹介してもらえて、やってみたいことがたくさんみつかりました!」
というお声をちょうだいしました。

ちなみに、セッションのはじめに
「オフィスがない団体の方は?」と挙手をお願いしたら、
1割くらいしかいらっしゃらず、びっくり。

オフィスがあって、頻繁に顔を合わせていても難しいファンドレイジング。
徹底した情報共有とお互いのコミュニケーションは、オフィスの有無を問わず大切なことはいわずもがな。
クラウドコンピューティングによってそれが実現できる
ということを実感しました。

さてさて、私も担当セッション以外の時間は、
一参加者としてさまざまなセッションを受けてきました。
いろいろ取り入れてみたいことがみつかり、うずうずしています。

マドレボニータでは、以前よりもたくさんの方の思いを
「寄付」としていただけるようになりましたが、
現在、「マドレ基金」で支援できる母は月5組までと制限せざるをえない状況です。
全ての基金利用ご希望の方におこたえできているわけではありません。

年間約100万人の女性と家族が迎える「産後」。
その全てに適切な産後ケアを届けるためには、
まだまだやらなければならなければならないことがいっぱいあります。

良質な産後ケアをよりたくさんの人に届け、
一回り成長して、また来年のFRJに帰ってきたいと思います!

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(文責:マドレボニータ事務局 太田智子)