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産後ケアのNPO法人マドレボニータ オフィシャルブログ

2016年9月29日木曜日

【開催報告】MadreBonitaDAY2016 -子育てのスタートをみんなで支え合おう- ⑵

【開催報告】MadreBonitaDAY2016 -子育てのスタートをみんなで支え合おう- ⑴
の続きになります。

第1部:プレゼンテーション「マドレボニータが目指す未来」

第1部の後半は重点施策3つについてお話ししました。

「知らない」「受け入れられない」「実践できない」をテクノロジーとコミュニティで解決するアプリ「ファミリースタート」

プレゼンター:林理恵(NPO法人マドレボニータ 理事)

Googleインパクトチャレンジの助成を受け開発に取り組んできた、アプリ「ファミリースタート」。この日がリリースで、お披露目の場でもありました。





PhotoBoothでご参加者が記念撮影、シェアしてくださいました!

制作リーダーの林より、4つの壁をどのようにアプリで解決するのか。
アプリが子育てのスタートの準備に欠かせない、夫婦、家族、友人、地域の方も含めたコミュニティの媒介になるよう、アプリを制作デザインしてきたという話をお伝えしました。


会場に来てくださった、宗田先生、松原さん、西見夫妻、制作チームと、ご協力くださった方のご紹介と共に感謝の気持ちをお伝えしました。



最後にこのアプリを広めていくためのお願いを3点させていただきました。
・使ってみてください! ファミリースタートサイトはこちら
・産後ケアの導入にお悩みの自治体に! 産後ケア導入パッケージのご紹介
・企業の皆さん、アプリをよりよくするための協賛金募集中!

こちらのブログをお読みになった方も是非お声がけください!

「企業」を「産後を起点とした社会問題の解決」のための社会的インフラにする

プレゼンター:太田智子(NPO法人マドレボニータ 事務局次長)

テクノロジーだけでは、産後を起点とした問題の解決はできません。
次に、企業にも産後のリハビリのインフラとしての役割を担っていただく、そのための法人営業の活動についてご紹介しました。



現状、産後ケアに出会えるかどうかは、個人の「偶然」に任されています。
出会えた人は、産後を成長のチャンスにできますが、知ることができなかった人は、産後をこじらせてしまう。
産後ケアを自己責任に任せると、格差が生じるのです。



私たちは「産後ケア」のもつ力を、企業に人事戦略として活用してほしいと考えています。
現在、産後ケアに出会える人は平均1%未満。
しかし、人事施策として取り入れれば、その企業における産後ケア実施率を100%にすることも可能です。



産後ケアは、女性の心と身体を妊娠前の状態に「戻す」といった「守りの対策」ではなく、人生をよりよい方向に大きく変化させる「チャンス」なのです。
すでに企業に導入されている、制度やスキルアップ研修や職場の風土づくりに「産後ケアを含む育休中のサポート」が加われば、最強の人事施策になります。



マドレボニータの法人向けプログラムをご紹介、このプログラムの導入先企業のご紹介をお願いしました。

産後ケアを受ける機会の質を維持するための「インフラ」養成認定事業

プレゼンター:仲井果菜子(NPO法人マドレボニータ 養成チームリーダー)

重点施策の最後に、産後のリハビリの場である、マドレボニータの産後ケア教室のインストラクター養成について、ご紹介しました。



今期で10期目となる産後セルフケアインストラクター養成。
インストラクターには高度な心身のスキルが求められるので、簡単には増やせない。養成期間は約半年かかる。
そこで、新たにバランスボールだけを教える、ボールエクササイズ指導士の養成に着手、
養成コースを2段階に分けることで、産後セルフケアインストラクターの質を維持しながら増やしていくという施策を実施しています。

そこで、2014年度には産後セルフケアインストラクターが20名というところから、2015年度にはボールエクササイズ指導士が4名デビュー、2016年度には産後セルフケアインストラクターが4名デビュー予定と、着実に実績を残しています。



さらに、養成コースを進化させ、インストラクターを増やすためには、お金というリソースが必要。そのためには、皆さんのご寄付が必要。
ご寄付や継続的なご支援をお願いしました。




参考リンク)
継続的なご支援「マドレ応援団」のサイトはこちら


続いて、第2部の井上ご夫妻をお迎えしてのトークセッションはこちらをご覧ください。