産後ケアバトン制度ご利用者の声をご紹介します。
Hさま
2015年4月宇都宮教室受講事由:障がいのある児の母
我が子は生後1ヶ月すぎ、右目の先天性白内障が発覚し、その1週間後に東京の病院で手術をしました。病気が見つかってから手術までは、涙もかれはてるほどの絶望と不安。自身の帝王切開のダメージも癒えぬ状態での2週間の付き添い入院生活。
9年ぶりの3人目出産、どこか甘く見ていた私ですが、赤ちゃんが健康に産まれ育つのは本当に奇跡なんだな、と実感しました。おかげさまで早期発見手術できましたが、眼は産まれてから発達していくので、今後のトレーニングは大変です。
濁りのあった水晶体を摘出した右目は、コンタクトレンズでピントを合わせ、悪いほうの目を強制的に使わせるアイパッチ(よいほうの目を隠す)訓練を10歳くらいまで。特にアイパッチは、まだ何もわからない子に毎日虐待をしているような気持ちになり、心身共に、弱り果てる毎日でした。
産前は、身体を動かすことが大好きで、去年は東京マラソンも完走した私。マドレボニータに参加させていただき、また身体を動かすことを習慣にしたい!という思い、1人の人間として、何事も前向きにトライし続ける気持ち、思い出させてもらいました。
必要としているひとに、どうか必要な産後ケアが行き渡りますように。
マドレ基金へのご寄付、心より感謝します。
※マドレボニータでは、産後ケア普及のため「マドレ基金」を設置し「産後ケアバトン制度」を運営しています。社会的に孤立しやすい境遇にある母子の参加を促すために、教室の受講料を補助しています。対象となるのは、ひとり親/多胎児の母/障がいのある児の母/早産・低体重児の母/21日以上入院した児の母/妊娠中45日以上入院した母/10代で出産した母/東日本大震災で避難中の母など。