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産後ケアのNPO法人マドレボニータ オフィシャルブログ

2015年5月12日火曜日

【ご利用者の声】マドレ基金『産後ケアバトン制度』2014年4月【1】名古屋

産後ケアバトン制度ご利用者の声をご紹介します。

※マドレボニータは、産後ケア普及のため「マドレ基金」を設置し「産後ケアバトン制度」を運営しています。
社会的に孤立しやすい境遇にある母子の参加を促すため、教室の受講料を補助しています。


Sさま


受講事由:多胎児の母


今回わたしは多胎児の母として「産後ケアバトン制度」を受講させていただきました。
受講する前のわたしは、双子育児に追われ、周りを見る余裕もなく、気力・体力ともにボロボロの状態でした。こどもたちが大きくなればいつか抜け出せるのではないかと思いつつ、産後1年たっても変わらない状況からなんとかしたいけどできない。でもどうにかしたいと思い、今回勇気をだして参加することに行き着けました。

わたしにとっては外に出る、そんな簡単なことがすごく大きなハードルでこの一年家から出たいとも思わない下を向いてばかりの生活だったのですが、この1ヶ月で前向きになるきっかけをもらえました。みんなで弾んで体力がつき、話をきいてもらって元気がでました。

もし、マドレにきていなかったらまだ抜け出せていなかったと思います。

多胎児の母はちょっと外に出る、それだけのことがなかなか難しいのが現状です。それが故にに引きこもり前がみえなくなってしまいます。あのころはこどもたちを連れてなんて無理と受け入れられる状況ではありませんでしたが、今となってはもっと早くこどもたちと一緒参加できていたらもっと早くこころが豊かに生活が楽しくなっていたのではないかと思います。

なので、もしわたしと同じようにどうにかしたい!と思っているひとがいれば、ぜひ勇気をだしてマドレの扉を開いてみてほしいです。そしてわたしも今度は多胎児の母が参加する際はサポートして少しでも恩返ししたいです。と思えるほどになりました。

インストラクターのヒロさんに出逢って、話をきいてもらって、みんなに出逢えて、共感してもらって、わたしは救われました。おおげさかもしれませんがそれくらいの充実した1ヶ月でした。ヒロさん、ともに過ごした教室のみなさん、寄付者のみなさま、そして声をかけてくれたいせつな友人に感謝です。ありがとうございました。みんなが健康でこころ豊かな生活を送れるように願いを込めて、マドレがもっと世の中にひろまりますように。

※マドレボニータでは、産後ケア普及のため「マドレ基金」を設置し「産後ケアバトン制度」を運営しています。社会的に孤立しやすい境遇にある母子の参加を促すために、教室の受講料を補助しています。対象となるのは、ひとり親/多胎児の母/障がいのある児の母/早産・低体重児の母/21日以上入院した児の母/妊娠中45日以上入院した母/10代で出産した母/東日本大震災で避難中の母など。

産後ケアバトン制度は2014年9月コースより、合同会社 西友さまの助成にて、月17組の母子をサポートできるようになりました。ぜひご利用ください。