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産後ケアのNPO法人マドレボニータ オフィシャルブログ

2012年9月25日火曜日

Madre Bonita DAY 2012 開催いたしました★

こんにちは!マドレボニータ事務局 ファンドレイジング担当の太田智子です。
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残暑が厳しかった東京も、ようやく秋めいてきましたね。
そんな「ちょっともう半袖はきびしいなあ…」というような気候だった9月22日、
マドレボニータNPO法人化5周年記念イベント「Madre Bonita DAY 2012」
開催されました。

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「知る、語る、つながる」がテーマのこのイベント、
まさにマドレボニータをさらに知っていただき、感じたことや聴きたいことを発信してもらい、
参加者同士が今後もつながっていけるような会にしたいなあと思って企画しました。

当日は、
・最近マドレボニータを知りました
・産後クラスには通っていた(通っている)けど、
団体としての「マドレボニータ」のことはまだあまり知らないかも…
・ワーキングマザーサロンに参加して、マドレボニータにも興味をもちました

…というかたがご参加くださいました。

会場は六本木にの東京ミッドタウン内の「d-labo コミュニケーションスペース」
知的好奇心が刺激される空間です
(通常は解放されています。またd-laboさん主催のイベントも
とても興味深いものばかりなので、ぜひホームページをご覧ください)。


このd-laboさんを運営されている株式会社スルガ銀行さまが、マドレボニータへのご支援として、
この素敵な場所を無償でご提供くださることになり、この会が実現しました。
イベントの前後で六本木でのちょっとおしゃれな食事やお茶、お買い物などを
楽しまれた方もいらっしゃるみたいですね。


67名ものご参加者が集まったこのチャリティイベントの寄付金額のご報告は、
この記事の最後で!

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オープニングはマドレのイベントでは恒例となったラップ!


今日もマドレストア店長の中野陽太が歓迎の気持ちをこめました。

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また、クラス同様、生後210日以内の赤ちゃんは同伴OK。
会場には赤ちゃんを寝かせられるマットとバランスボールも用意しました。
赤ちゃんに呼ばれたらさっとこたえて抱っこしたり、ボールで弾んだり・・・。



さて、3部構成で進行した当日の様子をご紹介します。

第1部「”パラダイムシフトが起こった(目からウロコがおちた)”と評判の…
代表吉岡マコが語る”運動(ムーブメント)”としてのマドレボニータ」


代表の吉岡マコが、「産後のボディケア&フィットネス教室」の紹介から、
日本の「妊娠、出産、産後」にまつわるパラドックスについて、
それに対してマドレボニータが実現していきたいことを語りました。

この話、もともとは、ある組織の新人研修で吉岡が行ったプレゼンが元になっています。
その研修の際に、リアルな産後の女性の声も届けたいと、
産後クラスOGにも同席いただいたのです。

すると、クラスを経験したOGでも
「こうした切り口で産後ケアをとらえたことはなかったので新鮮!」
と評判で、今回のイベントを企画するきっかけとなりました。

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しかし!「代表のいい話きいた〜」で終わらせないのがマドレボニータ、
本日のゲスト、有名敏腕マーケター岡本佳美さん(株式会社アム代表取締役/NPO法人フローレンス理事)が颯爽と登壇し、今の吉岡のプレゼンを講評。

「もっとこうした方がいいところも…」という指摘を多数いただきました。
参加者のみなさんにとっては自分が何かのプレゼンをするときにも
参考になる話が次々出てきて、メモを取る顔が真剣!

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第2部「岡本佳美さんと吉岡マコのトークセッション
私の”マドレ式産後”と”母となってはたらく”」


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まずは佳美さんにご自身の1年半前の産褥期と復職後のはたらき方や意識の変化について、
プレゼンテーションをしていただきました。


臨月に震災を経験した佳美さん。
震災直後の混乱期に遠方から親や親戚に来てもらって産褥期を助けてもらうのは
難しいと判断し、マドレ式の産褥ヘルプを実践されることになったそうです。

マドレ式産褥ヘルプについてはマドレブックス『産褥記2』に詳しく書かれています!佳美さんもまさにこの本片手に準備されたとのこと

みなさんがヘルプしてくれるのを見て本当にありがたいと感じた佳美さん、
「これは徹底的に休まなければ!」と「がんばって休んだ」そうです。
「産後の養生」に対するその徹底したスタンスは、ヘルプメンバーだった吉岡も絶賛。

本当に、これが難しいけれど、産後の心身の回復には欠かせないことなのです!

第2部の後半は吉岡も加わりトークセッションとなりました。

自分が感じた辛さや理不尽さ(例えば産後なら「こんなの聞いてなかった!」という辛さや孤独感、
行政からのサポートが全く欠落していることなど)

「自分ゴト」に留めて忘れてしまうのではなく…

半径5メートルの自主的な社会変革に踏み出す、ということが
新しい社会との関わり方なのではないかという話。

さらに、もっとダイナミックに変化を起こしていくために、
その社会的な課題に取り組む団体(例えば産後ケアならそれがマドレボニータ)
を支援するという方法もあるという「発展型」についても話は及びました。

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第2部の後の休憩タイムでは出張マドレストアもオープン!
陽太店長とミチコ店員が名売り子振りを発揮です。

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最後は
第3部「みんなで考えよう『私が日本の産後ケアのためにできること』」

当初ワールドカフェを予定していましたが、予想以上のご参加申込をいただいたので、
「分科会形式」に変更。9つのテーマに分かれ、そのテーマに関わりのあるスタッフ、インストラクター、
会員さんが語ったり、自由に質問したり、議論したり…。

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どのグループもとても盛り上がり、「もっと話したかった!時間が足りないくらいだった」
「他のグループの話も聞いてみたかった」と大変好評をいただきました。
これからもこういう場をつくっていこう、との思いをあらたにしながら、
大盛況の中幕を閉じました!

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***

さて、今回はチャリティイベントでして、
参加費から経費を除いた額を「マドレ基金」への寄付として頂戴したのですが、
それ以外にイベントの最後に任意の寄付をお願いしておりました。

お配りした封筒がこちら!
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寄付金の使い道を5つ設け、特にこの活動を支持したい!託したい!
というものを選んでいただけるようにK.U.F.U.しました。

では、その寄付合計額を発表します★

参加費(経費除いた額)…48,603円
こちらはマドレ基金への寄付とさせていただきます。

加えて、お帰りの際に封筒に入れていただいた寄付…84,100円
使い道別の内訳は
基金(受講料) 31,400円
基金(広報活動) 12,000円
産後白書英訳版 7,100円
産後ケアリーフレット 10,200円
運営全体(指定なし含む) 23,400円 です。

本当にたくさんのご寄付をちょうだいし、ありがとうございました。
大切に使わせていただきます。

また、当日はTwitter中継(@madrebonita)を万全の2人体制で行いました。
渾身のTwitter中継をまとめたものは、こちらからご覧いただけます。

また、ご参加者やTwitter中継をご覧になった方、
参加できないけれど関心を持ってくださっていた方々の
声やご感想のまとめは、こちらからご覧ください。

なお、今からでもTwitterやFacebook、ご自身のブログなどで、
感じられたことを発信いただければと思います!
その際、Twitterの場合はハッシュタグ「#MBday2012」を付けて頂ければ幸いです!

今回の速報に続き、いくつかの分科会の様子や、当日いただいたアンケートからのご紹介は、
後日またブログにアップさせていただきますので、お楽しみに。

最後に今回のスタッフ集合写真(全員ではありませんが)です★

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すべて終了後のスタッフミーティングの様子。

当日ボランティアとしてお手伝いくださった会員さんにも、心からの感謝を申し上げます!

(文責:太田智子)

2012年7月8日日曜日

マドレ沖縄キャラバン行ってきましたー!

産後セルフケアインストラクターの吉田紫磨子でっす!

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マドレボニータ沖縄キャラバン、行ってまいりましたーーー!
産後プログラム指導法集中講座1dayを、仲井果菜子インストラクターとともに担当させていただきました☆

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会場は浦添市にあるまじゅんらんど(「まじゅん」は人が集まるという意味だそう。
勝手に「まんじゅ」だと思ってました。。。まんじゅは仏語で食べるだ、どんだけの食い意地)
海が見える高台、とっても気持ちいい場所!

名古屋でのマドレキャラバンも感じましたが、
こうして沖縄のインストラクターが普段つかっている会場に足を運ぶのが
ほんとうにほんとうにムネアツすぎる。

講座は
1)インストラクターに必要な身体スキル

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実践しまっす!

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みなさん産後クラスOGなので、つべこべ言わず(笑)やりますやります!

2)産後プログラムの概要

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沖縄のインストラクターたかちゃん先生も!

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元ファシリテーターのなおぽんとミワコさんもご参加・・・ この風景、ムネアツすぎて涙でそう。

3)産後のセルフケアのメソッド

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骨盤の角度で体型が変わるのを実践&スケッチ。

<お昼休憩>

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あ、もちろんはしゃいで沖縄っぽいものを!
スパムおにぎりと、ジューシーおにぎり購入
後半はセルフケアの続きから。

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沖縄にマドレ活動の基盤をつくった仲井くん大先生が「産後女性」役で、
肩こりセルフケアのレクチャーロールプレイングの実践。
道子さんの親友ひさえさん!

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沖縄にマドレを広めてくれている心強いミッキーさん!ムネアツー。

4)体を動かしながら骨格と筋肉を学ぶ~産後の解剖学

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もちろん内転筋のトレーニングもwww
5)産後の運動生理学

6)シェアリング


・・・もりもりだくさんでしたが、
私自身が、沖縄のマドレコミュニティーにリアルに触れることができて、
産後ケアを広めとうというみなさんたちの問題意識、思いに触れて、
おみやげがたくさんすぎる!!!

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沖縄のみなさん、本当にありがとうございまいしたーーーー!!

・・・からの、打ち上げでっす^^!

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前日の無念はらすべく(笑)、もっち沖縄料理でしょー!

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こんな廊下案内されるだけで、テンションマックスー!

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そうそう!こういうの食べたいわけですーーー!

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涙もろい、熱い(!)たかな先生も☆
タイミングで本当に会えてじっくり話せてよかったーーー!!

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張り切ってもちろん頼み過ぎるほどにーーー!!でも食べた!

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三線も登場☆コノ後、中庭ではエイサーも(話しが盛り上がりすぎて観に行けずw)!

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なおぽんとミワコさんも子どもを連れて合流。仲良くなっててかわいー。

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・・・いつまでも名残惜しい・・・ところからの
ホテル近くで学生時代からの友人たちにも会いに!

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石垣島出身の二人も、今は本島に。
オッサーーーンになってたなー!あ、あたしもオバサンで^^!

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【産後うつ、児童虐待の学びシェア~74日目~】
74)「血縁、婚姻=家族」という価値観への疑問
ジャストギビングのチャレンジ寄付下さった54名のみなさま、ありがとうございます!
目標達成率43%!77,000円!

500円からクレジットカードでできる寄付です。
けれど、メッセージ(みなさんの思い)つきのお金、
どこか大きな企業からポンと出されたお金より(あ、そんなのないですがw)、
思いも、ストーリーも、ドラマもあって、本当にありがたいです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 74)「血縁、婚姻=家族」という価値観への疑問

マドレボニータの代表マコせんせいの夜中の(!)つぶやきをまとめました。

「血縁、婚姻=家族」という価値観への疑問

私も日々、疑問に感じているところ。

そしてたくさんの人がもがき苦しんでいるのに、
「家族」のことだからと、表沙汰にされず。。。

私自身も悩むことがある問題だけど、
沖縄の学生時代からの友人たちに会って、
彼らが学生時代に、我が家に風穴空けてくれたのをしみじみ思い出しました。

すごく濃い地域コミュニティー(東京に出てきていても、すごいつながり)で、
うちの実家にも入り浸っていましたww
(私不在で、父とスキー行ったり、飲んでたりw)

親孝行、みうらじゅんさんのようにプレイできないので、
私は友人と弟まかせです。。。

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【産後うつ、児童虐待の学びシェア~出産までNL3号発行】
すべての母に産後ケアを☆

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2012年7月4日水曜日

前や外を見られるようになっている!本当に嬉しい(5月コース参加者の声)

全国のマドレ産後クラスでは、7月コースが続々と始まっています。
さきほど、5月コース卒業生のふじふじより、
紫磨子先生の7月コースに参加してます」
と連絡いただきました。

マドレボニータの産後クラスは4回で1クール、4回通ったら一度卒業するのですが、
もうすこし鍛えたい、もうすこし掘り下げたい、というかたには、
リピート受講も歓迎しています。

ふじふじは、5月コースで一番変化の大きかった女性でした。

最初は「私は専業主婦でいいんだ、子育てに専念する」といっていたのが、
3週目あたりから
「ちょっと意地をはって強がり言ってました。本当は、社会とつながりたい…」
と本音をぽつりぽつりと…

最終回には、「こんな事業を立ち上げたいんです」と、将来の希望まで語るように。
自分の本心に蓋をせずに、向き合う勇気をもったふじふじ、
まだまだたくさんの葛藤を抱えつつ、
7月コース初日の感想を送ってくれたのが嬉しかった。




5月吉祥寺のGood&Newでは半径30センチ以内のことしか単語が出てこず、
30秒すら余って。

6月の一ヶ月間もまだまだ夫に対する気持ちも、
体調も上がり下がり揺れに揺れていました。

(だからリピート受講なんですが)

が、今日7月クラスでは家の外での単語がスラスラと!出てきたんです。
前や外を見られるようになっている!本当に嬉しいです。
嬉しかったので共有しましたー。




「しんどい」状態から「ラク」になること、、、
それで人は満たされるわけじゃない。

しんどくても、その気持ちを分かち合う仲間がいること、
しんどくても、自分の力を発揮できて、少しずつでも前に進めること、
前や外をみられるようになること、そういうことが、
母たちには必要なんじゃないかと思うのです。

そういう機会や場やきっかけを、マドレボニータは提供していきたいと思ってます。

それにしても、OGからのたよりというのは、本当に嬉しいものです。
インストラクター冥利につきます。ふじふじ、ありがとうー!

(文責:吉岡マコ)

マドレ基金マンスリーサポーターを募集しています。
マドレ基金バナー

2012年6月28日木曜日

コトバを失っていた産後から…吉祥寺6月コース最終回☆

産後セルフケアインストラクターの中桐昌子です。

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もうすぐ妊娠5か月目に突入ということで
今、やっているのは、胎児のためにぼーっと安らかに過ごす!ではなく、
産後の過ごし方について家族で
喧々諤々と話し合っております。

話し合ってみて改めて
産後の備えは早ければ早い方がいい!!
と痛いほど感じております。

さて、先週の木曜日に
『産後のボディケア&フィットネス・吉祥寺クラス』
6月コースの最終回レッスンを迎えました!

最終回の今日はスペシャルゲスト!ということで
マコ先生の大学の大先輩!であり、
私たちの母親世代の方が飛び入り参加くださいました☆

お嬢さんも産後当時、産後クラスに通ってくださったそうで、
マドレボニータの活動をいつも応援くださっている方。

「こんな場があって本当にうらやましい!
 一人目の産後の時、
 子どもを出産したら幸せに決まっていると周りから見られるのに
 わけもなく1週間涙が出ていた…。」

と40年前のご自身の産後を振り返ってお話しくださいました。

「そんな産後の状態からどうやって抜け出ることができたんですか??」
と間髪入れず質問をする研修生のなおっぺ。

「その頃、マタニティブルーという言葉すら日本には入って来ていなかったけれど
アメリカの雑誌でマタニティブルーという言葉を目にし
そういう状態でもおかしくないんだ!と思えた頃から自分を取り戻していった!」

とのお答えでした。

子どもを一人授かったことで激変する環境に、身も心も置いてけぼり状態の産後。
そういう自分の状況を客観視することの大切さ、
まずは自分を受け止める必要性、
時代が変わっても変わらず大事なことなのかもしれません。

大先輩のお言葉に、参加者の産後女性たちも一同うなりました…。

そんな大先輩母と一緒に、最終回の本日は、
まずはセルフケアのおさらいからレッスンスタートです!
『骨盤呼吸法&骨格調整』。

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身体スキルもかなり研ぎ澄まされている4週目、
腹筋に負荷がかかるバージョンも、しっかりマスターされていました。

神経の通りがよくなったところで最終回のエクササイズ!!
1か月間の集大成ということで
動きの完成度を追求しながら弾んでいただきました☆

研修生として、初めての吉祥寺クラスでのリードに挑んだなおっぺ。

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9月のデビューに向けて、まだまだ必死にトレーニングを積んでいます。

エクササイズが進んでいくとついつい真剣な表情になるみなさまに
「あれ?口角下がってきちゃいました??」
とするどいツッコみをいれるヨーコ、こと高橋葉子インストラクター。

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股を開いて閉じてくるだけの脚力も、バッチリついてますね!!

私と一緒に、すぎちゃんのごとく、三角筋を露わにして
腕の小さな筋肉まで鍛えていただいた後は
マコ先生から励まされながら、最後まで果敢に弾みました。

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仕上げの腹筋エクササイズは赤ちゃんも参戦!
こんなに大ウケされたら、どんなにキツくても母、
頑張っちゃいますっ!

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最終回、汗の量もハンバないっ!

中にはエクササイズ中、ほぼずっと赤ちゃん抱っこで頑張ってくださった方も!
これだけ筋力と持久力がつけば、何があっても乗り越えていける自信につながりますよねー!

後半のシェアリングのワークでは、しっかり体力をつけたからこそ紡ぎだせる
力強いコトバたちがそこにはありました!

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「産後、体力がなくなると、一緒に失ってしまうのがコトバ!
 たとえ、産後の悩みやウツウツした気持ちを相談できる人がいたとしても
 どう表現していいのかわからなくなる。

 自分の気持ちを表現する言葉をとり戻すこと、
 表現力を磨くことが大事
!!」


というマコ先生の言葉に

「まさに産後はコトバを失っていた!」
と産後を振り返りながらお話しする方も。

「クラスに参加したことで、夫に対するコトバを取り戻すことができた!
 子どもと二人きりの生活から
 夫も含めた三人の生活に向けて舵をとれるようになった!」
というお言葉に、
私も胸がいっぱいになってしまいました…。

クラスの最後は『ウォーキング』で美しく歩きながらご卒業。

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コツさえつかめれば、近所をお散歩しながらも骨盤まわりのケアができます!!

まさに卒業というにふさわしいみなさまの美しい笑顔!

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内からあふれるエネルギーさえも感じますよね!!

レッスン後はみなさまでランチをされたようですね。
ぜひぜひこれからも、折に触れて連絡をとりあい、
あふれるコトバで産後のアレコレを共有していただきたいと思いますー!

1か月間、本当にありがとうございました!!

(文責:中桐昌子)

2012年6月24日日曜日

マドレボニータの産後クラスの醍醐味(5月コースご感想)

マドレボニータの産後クラスは4回で1クールでいったん卒業なのですが、
卒業後にメールを下さったりフェイスブックでつながったり、
マドレOGのみなさんのその後を知ることは、
インストラクターにとっての大きな楽しみのひとつです。

先日も5月コースに墨田区から吉祥寺まで通ってくださった
まみさんから、ご感想のメールをいただきました。
ご掲載の許可をいただいたのでこちらでご紹介させていただきます。



体を動かせたのはもちろん、毎週頭を使ってのシェアリング、
5月コースの皆さんとも良い関係が築けとても充実した1ヶ月となりました。
しまこ先生のブログで見ると。。。ほんと1ヶ月でなんか皆
イキイキと変化してるようにみえて改めてすごいな~と思いました。

女性でイキイキ活躍されてる方々のパワーはすごい!
先生方のレッスンを受講した皆もパワーをもらっているんだなと思います。
また機会がありましたら、マドレボニータの講座を受講したいと思います。

                             まみ




身体を動かすだけでなく、言葉を紡ぎ、お互いの豊かな言葉に耳を傾け、
ママとしてではなくひとりの大人として関わりを楽しむ、
このマドレボニータの産後クラスの醍醐味を存分に味わっていただけて
嬉しいです!

私たちも、参加者のみなさんから、たくさんパワーいただいてます!

(文責:吉岡マコ)

2012年6月18日月曜日

6/11マドレキャラバン~岩手県釜石市に産後ケアを





岩手県釜石市平田にある仮設住宅での一夜が明けました。

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仮設住宅団地内の「ママハウス」は3kで、
キッズルーム、マザーズサロン、スタッフルームの3室。
マコせんせいと私はマザーズサロンに布団(1組のみです)を敷いて寝ました。
夜遅くまで代表若菜さんから団体運営について相談を受けまくり^^、新たな構想が。

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こちらの仮設住宅には、子ども服や、赤ちゃん服がたくさん干されていて、
たくさんの育児世代が住んでいるようです。

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隣には趣の異なる仮設住宅。こちらは車いすも並んでいて、
高齢者層が多く住んでいるようです。

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素敵な公園のようなスペースもあります。
右手前の通称タジン鍋(こと「みんなの家」)もステキでしたー!!
こんなところでワーキングマザーサロンを開催して、
帰りにママサロンに寄れたらいいね…と夢は広がります。

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本日の講座の会場(釜石働く婦人の家)に若菜さんの車で移動。
この講座は、釜石市の後援をいただいていて、会場も提供していただいてます。
海沿いには、まだまだ津波の爪痕が残っています。
大きな建物ほど、復興にも時間がかかります…

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開始前のひととき。若菜さんを囲んで準備しながらおしゃべり。
初めてあるいは2回目の保育でドキドキしているご参加者の方にも
「赤ちゃんが泣くのは、他人と母親としっかり区別がついているから。
賢い子だねー」と。

若菜さんいわく、分娩は生理的出産で、初めての保育は社会的出産。
赤ちゃんも泣いて、母も胸が痛いけれど、出産は痛みを伴うもの。
そして、その「初めて離れる」時間を先延ばしにしたところで、
子どもは泣く。

幼稚園に入る3才児だって、あるいは小学校に入る7才児だって、
それまで母から離れたことなければ泣く。
でもいつかはそれを経験するんですよね。
先延ばしにしたら、むしろ、母と離れることに、もっともっと抵抗を覚えると思います。

早い時期から血縁以外の人たちとも触れ合い、
血縁以外の人たちにもかまわれ、愛され、抱っこされる体験をもつことは、
その子の生きる力、人を信頼する力を育みます。
母親とべったりで、その母子が社会とつながらないことのほうが危険です。

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さてさて講座がはじまりましたー!!
前回もご参加された方からは、「腹直筋がすんごい筋肉痛になった!!」とご報告が^^。
2回目だからか(!)みなさんまーまー(!)上手に動けていましたよ!本当に。
初めての方もつられて、しっかり弾んでました。

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緊張よりも・・・
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むしろ楽しい!!

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噂の(!)腹筋エクササイズ!!
もう、みなさんオヤジのような声出しながら必死についていらっしゃいましたー!!

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コミュニケーションワークもすごい食いつき!!
「もっともっと前に知っていたら!!!」4人の子どもをもつMちゃんの言葉。
いやいや!!4人育てていても、まだ31才!!これからー!!

前回に続いて参加してくださったかたの談
「ちょっとイライラするとプンプンおばさんになっちゃうけれど、
そんなとき『ボニータ、ボニータ』と呪文のように唱えてる」
って。

夫や子どもに対して、本当に、好き好んでプンプンしてるわけじゃないし、
プンプンして自己嫌悪に陥って、一番苦しんでるのは自分。
でも、体がしんどくて、家事が山積みで、という状況ではどんな人でもそうなる。
そんな産後のマインドのからくりを理解できているだけでも、それを客観視できるからいい。

自分のことを客観的に見られると、深刻に悩みすぎることなく、
そんなプンプンしてる自分を、笑いとばせる。
これぞ「うつくしい母」が身につけたい器量。
母となったからこその、清濁あわせのむ美しさ。

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おうちでも引き続き行なえる肩こりケア!!
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お昼はママサロンスタッフのチャコさんが、なんとおいなりさん、
味噌おにぎり、塩麹の漬け物を作ってもってきてくれましたー。
保育ルームで一緒に☆

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おうちで赤ちゃんと二人っきり食べるのは寂しいし、
ボロボロこぼしたり、せっかく作った離乳食をなかなか食べてくれないのは悲しい。
けれど、こうしてみんなで食べるだけで、なんて楽しいんでしょう!!

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午後は子育て支援者向けの講座です。
出産後の女性のマインドについて、そのカラクリを理解することで、
「パートナーには思いやりをもって!感謝して」とか
「子育てが大変なのは今のうちだけだから」といった、
一時しのぎの精神論に逃げるのではなく、どう接するか。

そこからまずは学びます。



そして本日は実践的に「肩こりを自分の筋肉を使って治す」セルフケアを
伝授するスキルを身につけます。
「肩凝っててしんどいですぅーーーー」「あら可哀想、じゃ、もんであげるわね」
だけでは、これも一時しのぎ。

一方、肩を揉んでもらわなくても、自分で肩こりを癒すスキルを身につければ、
そのスキルはその人にとっては一生モンです。
そのためには、肩が凝るメカニズムをまずは学びます。
写真は解剖図をスケッチしながら、筋肉と骨の関係を学んでいます。

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実践編!私は肩こりまくってる産後女性の役です^^!!

今日はママサロンのスタッフの方達もご参加くださったのですが、
こうして産後女性の支援をするお手伝いをすることで、
その方達もエンパワーされていることが伺い知れました!!
すごい、みなさん生き生きと学ばれていましたーーーー!!!

次回は7月23日(月)。
たくさんの釜石周辺の方達に出会えますように!!



次回の日程は、7月23日(月)です。
同じく午前(10:00~12:00)は一般女性対象、午後(13:00~15:00)は支援者対象。

受講料は無料です。(Japanese Disaster Relief Fund Boston の助成を受けているため)

お申し込みは、コチラのお申込みフォームから。(PC・携帯共通)
※フォームにアクセスできない場合は、お電話またはファクスでもOKです。
 0193-55-5422(電話、ファクス共通)
 講座名、お名前、ご住所、電話番号、
 赤ちゃんの生年月日(同伴 or 託児希望の場合)、託児希望の有無 をお知らせください。

釜石や近隣にお住いのかた、支援に関わるかた、ぜひご参加ください!!

チラシはコチラ  >プレスリリースはコチラ


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帰りも在来線に1時間40分、新幹線3時間乗って帰ります^^!
こうして来ることができたのも、夫が子ども3人みていてくれたおかげ。
今日は月曜日なので、保育園のシーツ持ってったり、
小学生二人の上履きや体操着を忘れずにもたせたり。
そして帰りも6時にお迎えのため会社を早退。
みんなで近所のサイゼリヤってるそうです^^!本当にありがとう☆

(文責:吉田紫磨子)